最近、スーパーなどでセルフレジの導入が広がっていると感じます。
それに伴い、操作方法や支払い方法などで戸惑う人もよく見かけるようになりました。筆者が実際に遭遇し、考えさせられた出来事をご紹介します。
画像: セルフレジで「酒を買うのに年齢確認するな! 面倒だ!」と怒鳴る高齢男性。店員の『機転』で一件落着!

近所のスーパーで

私がよく行くスーパーで最近、セルフレジが導入されました。
導入当初、操作に慣れないお客さんへの対応で、従業員の方たちは忙しそうに立ち回っていました。

そんなある日、私はそのスーパーで買い物をし、セルフレジでの清算を進めていました。
すると、隣のレジを使用していた高齢の男性が、
「おい! いちいち酒を買うのに年齢確認するな。見れば分かるだろう!」
従業員に大声で文句を言い始めました。

その店のセルフレジは酒類のバーコードを通すと、年齢確認のために従業員が参ります、と画面に表示され、実際に従業員が来るまで待つ仕組みです。

怒りだす高齢男性

その時は従業員が他のお客さんへの対応で出払っており、男性の所へ来るまで少し時間がかかってしまったようです。
男性は、レジのシステムと待たされたことへの不満を従業員にぶつけており、なかなか怒りが収まりません。

対応した女性の従業員は、丁寧に謝罪した上で、
「お客様、よろしければ次回以降は有人のレジをご使用いただくと、このようなことはありませんので」というような説明をしていました。

すると男性は、
「なんだ、人がいるレジもあったのか。全部セルフレジになったのかと思った」
どうやら有人レジの存在を見落としていたようです。

支払い方法の多様性について考える

セルフレジや電子マネー、バーコード決済など、難なく活用する人がいる一方で、これまで通り人の手での清算や現金での支払いを望む人もいます。
今後の買い物の仕方について、ふと考えさせられた出来事でした。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:田辺詩織
元医療事務、コールセンター勤務の経験を持つ在宅ワーカー。文学部出身で、文章の力で人々を励ましたいという思いからライターの道へ。自身の出産を機に、育児ブログを立ち上げ、その経験を生かして執筆活動を開始。義実家や夫、ママ友との関係、乳幼児期から中学受験まで多岐にわたる子育ての悩みに寄り添い、読者が前向きになれるような記事を届けている。

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