男女平等が当たり前の世の中になったとはいえ、まだまだ古い価値観を持っている人が多いのも現状ですよね。特に会社では、歯がゆい思いをしたことがある人もいるのではないでしょうか。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。
画像: 「女は黙って座ってろ」? 取引先との会食で【昭和な価値観の上司】が強制アップデートされたワケ

古い体質が残る職場の日常

私が勤める会社は、よく言えば「古き良き」、悪く言えば「昭和な体質」が色濃く残る職場です。

雑用は当然女性の仕事。意見を述べれば「女のくせに」と軽くあしらわれることもしばしば。
そんな環境に、私はひそかにモヤモヤした気持ちを抱えていました。

ある日、上司から重要な取引先との会食に同行するよう命じられましたが、その時も「余計な口出しはするな」「黙って聞いていればいいから」と、始まる前から釘を刺されてしまいました。

社長の問いかけ

会食の席に着くと、取引先のA社長は業界で名の知れたやり手の方で、聡明な雰囲気をまとっていました。

私は指示通りひたすらお酌に徹していましたが、上司が当たり障りのない話をしているのを聞きながら、心の中では「もっと建設的な話がしたいのに」という思いが募ります。

そんな私を見かねてか、A社長が突然、

「今の話を聞いて、何か感じることがありましたか? 特に新規事業について、女性の視点からご意見があれば、ぜひ聞かせていただきたいのですが」

と、私に話を振ってくださったのです。

上司は、明らかに焦った表情で私を睨んでいました。

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