家族旅行の機内で起きた、忘れられない出来事。筆者の友人・美紀さん(仮名)が義実家一家と海外旅行へ向かう際、義姉の度を越えた催促行動が招いた予想外の展開とは。空の上で繰り広げられた気まずすぎるトラブルをお届けします。
画像: 離陸前から「機内食はまだなの!?」何度もCAを呼ぶ義姉に「もうやめて(恥)」→ 夫がたまらず一言

海外旅行の道中……義姉の異常行動に困惑

義実家との久々の海外旅行に、美紀さんは胸を躍らせていました。
ところが、離陸前から義姉の様子に違和感が。

「機内サービスはまだなの?」
「メニューは? ワインあるの?」

まだ搭乗中の乗客もチラホラ。
着席したばかりなのに、義姉は落ち着かず何度もCAを呼び出します。

美紀さんは、周囲の視線が冷たくなっていくのを感じていました。

エスカレートする催促に機内がざわつく

離陸後も催促は止まりません。

「いつになったら機内食が来るのよ!」

通路に顔を出してキョロキョロ。
落ち着きのない様子に、 美紀さんは

「お願いだから静かにして……」と、心の中でつぶやいていました。

CAに「安定飛行に入ってから伺います」と言われても、まるで聞く耳を持ちません。

ようやくサービスが始まると、今度はワイン狙いでそわそわ。

座席から首だけを何度も通路に出して、キョロキョロと落ち着かない態度。

乗客の「何あの人?」という視線が突き刺さります。

まさかの"激突"で義姉が逆ギレ!

そのとき、事件が起きました。

トイレへ向かう乗客が、通路に出ていた義姉の後頭部にぶつかったのです。

「あちゃー」

美紀さんと夫は吹き出しそうになり、必死にうつむいて笑いをこらえました。

相手は丁寧に謝ったのに、義姉は

「いったー! 何なのよ?!」と逆ギレ。

まるで自分が被害者かのような態度に、美紀さんは言葉を失います。

夫の一言で機内は凍りつく

見かねた夫がついに口を開きました。

「姉ちゃん、落ち着きなさい。

そんな食い意地張ってるの、あなただけだよ。
子どもだって静かにしてるんだから……恥ずかしい」

その瞬間、機内はしん……と静まり返りました。

義姉は黙り込み、周囲の乗客も気まずそうに視線を逸らします。

美紀さんは
「穴があったら入りたい」と感じ、
その後のフライトがやけに長く感じたと振り返りました。

非常識すぎる義姉とは「もう一緒に飛行機には乗れない」と心底思ったそうです。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。

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