筆者の友人M子は義両親との同居生活に不安を抱いていました。しかし、初めての育児は想像以上に大変でした。そんな時、義父母の厳しいしつけが息子に良い影響を与え、育児を支える大きな力になったそうです。
画像: 「結婚してすぐ義両親と同居なんて」不安でいっぱいの私。義父から「ワシが、、、」驚きの提案が

不安から始まった義両親との同居

結婚と同時に義両親との同居生活が始まりました。
結婚生活のスタートから義父母と一つ屋根の下というのは、多くの人にとって少し勇気のいる選択です。

最初は「価値観の違いでぶつかるのではないか」「育児方針を押しつけられるのではないか」と、不安を抱えていました。

やんちゃ盛りの息子と義父の言葉

数年後、子どもが生まれ、息子は3歳になりました。まさにやんちゃ盛り! 好奇心いっぱいで元気なのは喜ばしいことですが、手を焼く場面も増えていました。

そんなある日、義父が言いました。
「大人ばかりでチヤホヤしすぎると、かえって甘やかすことになる。ワシが嫌われ役になってやろう」
その言葉に、私は驚きと同時に安心感を覚えました。義父は息子のためにあえて厳しい立場を引き受ける覚悟を示してくれたのです。

厳しさの中にある愛情

義父母の育児スタイルは、挨拶やお行儀にとても厳しい、昔ながらのやり方でした。
食事のマナーや「ありがとう」「ごめんなさい」を言う習慣など、細かなことまできちんと指導します。
最初は「少し厳しすぎるのでは?」と心配しました。けれど、息子が次第に落ち着き、場面ごとにけじめをつけられるようになった姿を見て、その厳しさは決してやりすぎではないと気づきました。
むしろ私には難しかったしつけが、祖父母の関わりで良い方向に進んでいると実感したのです。

厳しさと安心の同居生活

当初は不安でいっぱいだった同居生活。しかし今では、「頼れる人がそばにいることのありがたさ」を強く感じています。

義父母の厳しさは孫の将来を思う愛情の形。その姿勢は、「子育てには優しさだけでなく、時には厳しさも必要なのだ」という気づきになりました。
結果として、息子は元気さを失うことなく、少しずつ礼儀や思いやりを身につけています。義父母の存在が子育ての大きな支えになりました。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。

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