これは筆者が社会人になって数年目、転職したばかりの頃に体験した実話です。
慣れない職場で戸惑いながらも、毎日必死に働いていたある日、後輩の“ひと言”が社内の空気を一変させました。
「新人だから……」とあきらめていた私にとっても、大きな気づきを与えてくれた出来事です。
画像: 「新人はコピー取りが当たり前」目的なく【単純作業を押し付ける上司】→ “社長のひと言”で大逆転!

新人はコピー取りが当たり前?

数年前、転職して新しい会社に入社したばかりの頃の話です。配属された部署には、昔ながらの風習が色濃く残っていました。中でも気になったのが、「新人はまずコピー取りから」という暗黙のルール。毎日のようにベテラン上司が分厚い資料をドンと手渡し、「これを50部お願い」と言ってくるのが恒例行事のようになっていたのです。それに加えてお茶くみやトイレ掃除など、任せてもらえるのはどれも雑用とも言える仕事ばかりでした。

雑用? それとも学び?

当時の私は、「この時間をもっと実務の学びに使えたら……」と内心モヤモヤ。周囲も同じように思っていたようで、特に後輩のA君はかなりストレスを感じていた様子でした。でも、誰もその空気を壊すことができず、結局従うしかないのが現実でした。

新人のひと言に、空気が凍った

そんなある日、ついにA君が動きました。資料を手渡された瞬間、彼は落ち着いた口調でこう言ったのです。「この量、紙代も時間も無駄が多いですし、クラウドで共有しませんか?」。その瞬間、部屋の空気がピリッと凍りつきました。ベテラン上司は眉をひそめ、「新人のくせに生意気だ」と一蹴。周囲も「しまった……」という顔で黙り込んでいました。

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