これは、知人のA子さんに聞いた話です。仲良しグループでのママ友旅行。出発前は楽しい雰囲気だったものの、B子さんの“非常識な行動”が積もりに積もり……ついにA子さんはある一言でスカッとさせました。
画像: ママ友旅行で「お金ないから立て替えて♡」えっ、現金ゼロ!? 財布を“あて”にされた私の【逆襲】

旅行前からモヤモヤしていたこと

子どもが同じ小学校に通うママ友4人で、温泉旅行に行くことになりました。
私は旅行が大好きだったので、計画にも積極的に参加。

ところが準備の段階から、B子さんの「お金ないから立て替えといて」が頻発していました。
宿の予約金を私が一時的に支払い、交通費の前払いも私名義でまとめて精算。

さらに「子どもへのお土産も買っておいてくれない?」と言われ、結局、宿泊代・移動費・ネットでの事前購入のお土産代まで合わせて全部立て替える形になっていました。

一度や二度ならまだしも、頼まれるたびに財布を開くのが当たり前のようになり、内心モヤモヤが募っていきました。

財布を開く気ゼロ? 旅行中の驚き行動

旅行当日も、B子さんは現金をほとんど持ってきていませんでした。
ランチ代を私が出した時も「後でまとめて払うね」と言ったきり、そのままスマホばかりいじっていたのです。

お土産屋さんでは、私のカゴに勝手に物を入れて「これもまとめてでいいよね?」と。
場の空気を悪くしたくなくて、内心モヤモヤしながらも言えずにいたのですが、あまりの図々しさに他のママたちも顔を見合わせるようになり、「これはさすがに……」という空気が漂っていました。

帰りのサービスエリアで決着をつけた

帰り道のサービスエリアで、ついに私は言いました。
「今日だけでB子さん分、合計で1万6千円ね。宿泊代の一部とランチ代、お土産分も全部レシートあるから、忘れないようにお願いね」
するとB子さんは「え、そんな使ってた?」とヘラヘラ。私はにっこり笑って返しました。
「お金ないって言うなら、次からは無理しない方がいいよ。私も今回立て替えが続いて正直辛かった。人の財布あてにして来る旅行、楽しくないでしょ? 旅行はみんなが気持ちよく楽しむものだからね」
その場が一気に静まり、他のママたちは黙ってうなずいていました。

その後の関係と私の気持ち

旅行後、B子さんは謝罪とともにお金を返しに来てくれましたが、自然と距離ができました。
でも他のママたちとは今も仲良くしています。
誰かの厚意を当たり前にしないことは、大人のマナーとして大切だと実感しました。
適切な線引きをすることで、むしろ本当に大切な人との関係は維持できるのだと実感しています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。

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