これは筆者の友人から聞いたお話です。
子どもの園で仲良くなったママ友たちとランチに行ったときの出来事。楽しいはずのひとときが、会計の場面で思わぬ展開に。そこで友人が学んだ“親しき中にも礼儀あり”を思い出させてくれる体験談です。
画像: ランチで、一人だけデザートを注文したママ友!でも「割り勘しようね♡」→ 救世主の“笑顔の切り返し”

楽しみにしていたママ友ランチ

子どもの園で仲良くなったママ友数人と、久しぶりにランチへ行った日のことです。普段は家族優先の生活で、ママ友と外で食事をするのは私にとって数少ない楽しみ。おしゃれなレストランで子育ての悩みを語り合いながら、和やかな時間を過ごしていました。メニューは1,000円前後のランチセットが中心で、最後は自然と「割り勘ね」という雰囲気がありました。

高額注文→当然のように割り勘発言

ところが一人のママが、高めのステーキランチに加えてデザートまで注文。最初は「たまにはいいよね」と思っていましたが、会計時にそのママが放ったひと言で場の空気が一変しました。
「じゃあ、全部割り勘でいいよね!」
当然のように言い切ったその態度に、私を含めた他のママたちは一瞬顔を見合わせ、苦笑い。心の中ではモヤモヤしつつも、場を壊すのが怖くて誰も反論できませんでした。

空気を変えた気配りママのひと言

沈黙を破ったのは、普段から明るく気配り上手な別のママでした。にこやかに、しかしきっぱりとした口調でこう言ったのです。
「やっぱり、今日は各自食べた分で計算しない?」
その瞬間、他のママたちも「そうだね、その方が公平だよね」と賛同。割り勘発言をしたママは一瞬顔を赤らめ、黙り込んで自分の分を支払いました。空気はすぐに落ち着き、むしろ「よく言ってくれた」と安堵するような空気に変わっていったのです。

モヤモヤを解消する方法に気づいた

家に帰ってから私は改めて考えました。いくら親しくても「当たり前でしょ」という態度は、相手に不公平感や負担を与えてしまうということ。そして、不満を飲み込むだけではモヤモヤが残るけれど、笑顔でスマートに伝えれば場を壊さずに解決できるのだということを。

“親しき仲にも礼儀あり”を実感

今回の出来事で、「嫌だな」と感じたことを我慢するのではなく、伝え方を工夫する大切さを学びました。ママ友ランチでの一件は、“親しき仲にも礼儀あり”という言葉を改めて思い出させてくれる体験となったのです。

【体験者:40代・女性パート主婦、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

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