子どもにとって年に1度の楽しみであるお年玉……。親族の愛情を感じられるだけでなく、1年で一番お金持ちになれる機会でもあります。しかし、親の方針によっては、お年玉はすぐに預かりとなり、お金持ち気分も一瞬で終わることも。
筆者は中高生時代、お年玉に関する家庭内のルールに苛立ちを感じていました。しかし、大人になってからそのルールの大切さに気付いた経験についてお話しします。
画像: お年玉、手元に残るのは1万円だけ。「自由に使いたいのに!」でも → 親の『先見の明』に感謝したワケ

お年玉は1万円を除き、貯金するのがルールの我が家

私の家では、お年玉の金額にかかわらず、1万円のみ自分で持っていることが許されていました。このルールについて小学生の頃は深く考えたことはありませんでしたが、中高生になると「手元に残すお金を増やしてほしい。なんなら、全額自分で使い道を決めたい」と思うことすらありました。というのも、周囲がお年玉で高価な音楽プレイヤーを購入したり、人気ブランドの福袋を複数購入したりしていたためです。また、当時、推しのアーティストがおり、グッズやCDにお年玉を使いたいと思うこともありました。

親には「みんな、お年玉をもっと自由に使っている」「お年玉で〇万円の音楽プレイヤーが欲しい」などと伝えてみたものの、聞き入れてもらえなかったのは苦い思い出です。

大学生になってお年玉の貯蓄額を知ってびっくり! お年玉で留学に行けた!

私は高校生までは海外にも留学にも興味がありませんでした。しかし、大学で留学生と接したり、国際交流についての講義を受ける中で、「夏休みに留学したい」という思いが強まりました。とはいえ、カナダへの短期留学の費用は50万円程度。一人暮らしをさせてもらっている上に、学費まで払ってもらっている親にお願いすることに躊躇しました。

また、サークルに入り、教職も履修していた私はアルバイトをしていたものの、留学のために50万円貯めるのはハードルが高いと感じました。サークルを辞めてアルバイトをし、留学に行こうかどうか悩んでいました。

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