筆者の話です。
離婚してから、ひとり暮らしを続けています。
自分のペースで暮らせる毎日に満足しているものの、親戚や知人に会うと「これからどうするの?」「1人で寂しくない?」と聞かれることがあります。
『ひとり=不幸』のように見られる空気に、モヤモヤすることがあって──
画像: <おひとり様=かわいそう?>離婚後、周りに「これからどうするの?」と言われるたびに『思うこと』

離婚後に始まった、ひとり暮らしの日々

20代で結婚をして30代で離婚しました。
離婚してから数年、仕事も再開し、最初は不安もありましたが、今は1人の生活にすっかり慣れました。
自分のリズムで暮らせる心地よさや、気ままさを楽しんでいます。

「これからどうするの?」と言われるたびに

けれど親戚の集まりや昔の友人との再会で、必ずといっていいほど聞かれるのです。
「これからどうするの?」「1人で寂しくないの?」
悪気がないと分かっていても『ひとり=かわいそう』と決めつけられたような響きに、胸が痛みます。

まるで『結婚しているのが普通』とでもいうような空気に触れるたび、私は心の中で「本当にそうだろうか」と問い返してしまいます。

1人だからこそ得られる自由と強さ

もちろん、誰かと一緒に生きる幸せもあると思います。
けれど、1人だからこそできることもあるのです。
誰かに遠慮することなく旅行の日程を決められるし、義実家と調整する必要のない大型連休を迎えることだってできる。
夜更かしして本を読みふけっても、誰に迷惑をかけるわけでもない。
実際、親の急な病気のときも、誰に遠慮することなく動けました。
面倒を見るのも、自分のペースでやりきることができたのです。

「1人だから不幸」とは、必ずしも言えないのではないか──そう思うようになりました。

1人でいることは、そんなに悪いですか?

もしかしたら、体が動く今だから思えることなのかもしれません。
老後に不安になる日が来ることも覚悟はしています。
けれど、この生き方を選んだからには、未来のことも自分で補えるように備えていきたい。

それに、何かあれば「1人なんだから自由に動けるでしょ」と用事を押し付けてくるのに、いざ「1人でいる」こと自体は否定される。
そんな矛盾に直面するたびに思うのです。

──1人でいることは、そんなに悪いことですか?

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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