以前の結婚生活で、自分に自信を失った友人T子。
やがて再婚した新しい夫との暮らしのなかで、気づいたことがあって!?
筆者の友人T子が実際に体験したエピソードをご紹介します。
画像: 私が風邪をひいても、夫「俺にうつすなよ」離婚しても、メンタルは限界 → 再婚相手が『驚きの行動』に

最初の結婚生活

前の夫は、大学時代の同級生でいわゆる「俺様タイプ」でした。

私が風邪をひいても
「うつすなよ」

と言って何もせず、部屋に一人で引きこもったり、私が食事を作っても手伝うこともなく
「これ、味薄くない?」

と文句を言う始末。

結婚記念日をお祝いしよう、と言っても
「そういうの、めんどくさいんだよ」
と一蹴されたことも。

自分には価値がない!? →やがて離婚

そんな夫と一緒にいて、私は常に下手に出るようになり、「人に何かをしてもらえる」価値が自分にはない、と感じるように。

結局、夫からは常に軽く見られた挙句、浮気までされて離婚。

私の気持ちはボロボロになり、自己肯定感もすっかりなくなってしまいました。

数年経って再婚→驚いたことは!?

その後、数年経ってから職場の同僚と再婚。

再婚相手は、最初の夫とは正反対。
優しくのんびりした性格で、細かいことは気にしない人でした。

そして、再婚して何より驚いたこと。

それは
「普段の暮らしに、思いやりがあるもの」
ということ。

生まれて初めてのサプライズ

再婚して、初めて迎えた私の誕生日。

「特別なことはしなくても、ささやかに自分でケーキでも買って……」
と思っていたら、当日、私の好きなケーキ屋のケーキと、メッセージカードがテーブルに。

「何これ!?」
と驚く私に

「え? 誕生日でしょ。この前言ってた店、近くに用事あったから寄ってみた」
とあっさり言う夫。

「覚えててくれたの? 手書きのカードまで?」

思い切り動揺する私に、夫は
「いや、普通じゃない? 誕生日だし」

と何食わぬ顔。

対等な関係を知る→今の夫に感謝

「この世界に、私に対して『普通の優しさ』が存在する!」
と驚く私。

思わず
「何か裏がある?」
と自虐的なことを聞いてしまったけど、夫は

「裏があるとしたら、『喜ぶ顔が見たい』くらい?」
と笑うだけ。

その日から少しずつ人の顔色ばかり見ることが減り、「ありがとう」と素直に言えるようになった私。

お互いに思いやりを持って過ごせるようになった今、ようやく
「以前の結婚の時の関係は対等じゃなかった」
と分かり、失っていた自己肯定感も取り戻せるように。

思いやりを持って、新しい価値観を教えてくれた今の夫に感謝しています。

【体験者:40代·女性会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

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