筆者の話です。「友達だからこそ遠慮しない」そんな関係は気楽でいい反面、境界線が曖昧になってしまうこともあります。今回は、ちょっと驚いた“遠慮ゼロ”な訪問の出来事です。
画像: 「ウチはあなたの実家じゃないんだけど」友達親子は昼食だけでなく──【図々しい言動の数々】に驚愕

にぎやかなランチタイム

ある日、友達が子ども3人を連れて遊びに来ました。事前に「お昼食べていってもいい?」と聞かれていたので、昼食はしっかり準備していました。
子どもたちは元気いっぱいで、にぎやかなランチタイムとなり、我が家も久々に明るくにぎわいました。

あれ? そろそろ帰る時間じゃ?

午後になっても帰る気配がありません。私は内心「そろそろお開きかな……」と思っていたところ、友達の子どもが「ママ、おなかすいた〜。晩ごはんも食べたい」と言い出したのです。

まさかの展開に戸惑いながらも、急きょデリバリーを注文することに。
「まあ、たまにはいいか」と自分に言い聞かせながら対応しました。

シャワーにパジャマ、まるで実家!?

食後、「子どもたちが汗かいたからシャワー借りてもいい?」と。
もちろん断る理由もなく「いいよ」と答えると、なんと次々に3人がお風呂へ。

しかもパジャマと下着まで用意されていました。
驚いた私が「準備いいね」と言うと、友達は「実家に帰る時、いつもこうしてるの。帰ったら寝かせるだけで楽でしょ」と一言。
……え、うちは実家じゃないんだけど。

友達付き合いにも「境界線」が必要

その日は少しのモヤモヤはありましたが、「実家のようにくつろいでくれたのかも」と視点を変えてみることにしました。
居心地が悪ければ、そもそも長居はしないはず。そう思えば、我が家を安心できる場所だと感じてくれたのかもしれません。

それ以来、私も「完璧なおもてなし」にこだわらず、デリバリーやお惣菜を上手に取り入れながら、気軽に人を迎えるようにしています。

【体験者:50代・筆者 回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。

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