筆者が妊娠中のころ、バスに乗ると車内は満席。目的地まですぐだったのでドア付近に立っていると、小さな声が聞こえ、振り向くと……? 少年たちの勇気ある行動に感動したエピソードをご紹介します。
画像: 妊娠中、バス車内で声をかけられて振り返ると → 小学生たちの『勇気ある行動』に「胸が熱くなった」

満席のバス

妊娠中のある日、乗ったバスは満席でした。目的地まで数駅程度だったのと、大きいお腹をかかえ座席の前に立つと、席を譲ってくださいと主張しているように思われ嫌味を言われないか不安だったこともあり、私はドア付近に立つことにしました。

小さな声が聞こえ、振り向くと

バスが発車してしばらくすると、「ここ、座ってください」と小さな声が。声の方を振り向くと、小学校2~3年生くらいの男の子2人が、声をかけてくれました。

「席を譲るの初めてなのかな?」と思うくらい照れていて、ドキドキしている様子がこちらにも伝わってきます。目的地まですぐだったので、お断りすることも考えましたが、きっと勇気を出して声をかけてくれたんだろうなぁと思うと嬉しくて。

私は「ありがとう! 嬉しいです!」と言いながら、譲っていただきました。
「い、いえ、僕たちもう着くんで!」と言葉を返してくれる姿も可愛らしくて、ほっこりしました。

勇気にありがとう

現在、私の息子たちは小学生ですが、知らない人に声をかけ席を譲ることは、とても勇気のいることだっただろうなと実感しています。
あの時の小さなヒーローたちに、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。
特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。

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