これは筆者の友人Tさんから聞いた話です。Tさんには少し困った義理の妹、Rちゃんがいます。彼女が結婚することになり、Tさんが大切にしていたオーダーメイドのドレスを借りたいと言ってきたのです。最初は軽い言い方に戸惑ったTさんですが、その後、Rちゃんとの関係に変化が訪れることに……。
画像: 義妹「ウェディングドレス、私が着てあげてもいいよ」【無遠慮な要求】を拒否したら →『思わぬ展開』に

義理の妹からの思わぬお願い

私の友人Tさんには、少し困った義理の妹、Rちゃんがいます。可愛らしい外見と甘え上手な性格で、家族はいつもRちゃんを甘やかし、何でも許してしまうのです。そのため、Tさんは時折、Rちゃんの行動に戸惑うことがありました。そんなRちゃんが結婚することになったのですが、Tさんが心を込めてオーダーメイドで作ったドレスを借りたいと言ってきました。

ドレスを貸してほしいという軽いお願い

結婚式のためにドレスを借りたいというRちゃんの申し出に、Tさんは最初、少し驚きました。ドレスはTさんにとって、思い出が詰まった大切な品。もちろん、Rちゃんが心から「素敵なドレスだから私も着たい」と言ってくれれば、喜んで貸すつもりでしたが、Rちゃんは「安く済むし、私が着てあげてもいいよ〜」と言ってきたのです。この軽い言い方に、Tさんは少し腹が立ちました。

勇気を出して言葉にした真意

Tさんは、「本当にこのドレスを着たいなら貸すけど、そうでないなら今回は難しいかな」と伝えました。するとRちゃんは黙ってしまい、顔には悔しさや悲しさが浮かんでいました。どうやら、本当はTさんのドレスを着たかったものの、素直に言えなかったようです。Tさんは、この反応に少し距離を感じ、これで話は終わりだろうと思いました。

意外な電話、そして和解

数日後、Tさんは夫からRちゃんが実はドレスを着たかったことを聞かされました。夫は「言えないなら貸す必要ないだろ」と呆れていましたが、Tさんはどうしても気になり、Rちゃんに電話をかけました。「本当に着たいなら貸すよ」と伝えると、Rちゃんは「着たい」と素直に言いました。その言葉を聞いて、Tさんはドレスを貸すことを決めました。

結婚式でのRちゃんの笑顔

結婚式当日、Rちゃんはそのドレスを素敵に着こなし、幸せそうな笑顔を見せていました。Tさんはその光景を見て、心から満足しました。あの出来事をきっかけに、TさんとRちゃんの関係は少しずつ良い方向へ進みました。お互いに心を開き、より良い関係が築けるようになったと感じています。

衝突から学んだこと

義理の家族との関係には時折衝突があるけれど、お互いに歩み寄り、理解し合うことで解決できることもあると実感しました。そして、最終的には距離が縮まり、今後もずっと良い関係を続けていけると思えるようになりました。この経験を通じて、家族や人との関係は、一度の出来事を通じて大きく変わることがあるということを学びました。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

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