今回は、小児科で看護師として働くA子さんのエピソードをご紹介します。
会計も終わっているのに、待合室に居座って大声でゴシップ話を続けるママ友2人組。
ほかの患者さんが困惑するなか、院長が登場して――。
非常識な行動に、ピシャリと飛んだ痛快な一言とは?
画像: 「ここ、ファミレスじゃないんですけど!? 」病院の待合室で、ゴシップ連発のママ達 → 院長が一喝!

小児科で見た、非常識な人とは――

小児科で看護師として働いている私は、日々多くの親子と接しています。

風邪が流行る季節や、予防接種の時期には、ママ友同士で連れ立って来院される方も多く、待ち時間におしゃべりをされている様子も、よく見かけます。

ただ、中にはおしゃべりに夢中になって、非常識な行動をとってしまう方もいて――。

「ここ、ファミレスじゃないんですけど?」

ある日、朝から来院していたふたりのママ友が、診察と会計が終わっても帰ろうとせず、待合室のソファで延々とおしゃべりを続けていました。

最初は「ちょっとお話してるのかな」程度だったのですが、そのうち話の内容が耳に入ってきて、私は思わず顔をしかめてしまいました。

「〇〇さんの旦那さん、浮気してるんだって」「××さんとこの子、お受験失敗したのよ、かわいそうに」など、まるで井戸端会議というよりゴシップ大会。
しかもかなりのボリュームなので、ほかの患者さんも落ち着かない様子です。
静かに絵本を読んでいた子ども達まで、顔を見合わせる始末。

話に夢中のふたりは、待合スペースにあるウォーターサーバーで水を何度もおかわりしながら、本格的にソファに腰を据えてしまいました。

院長登場で、ママ友達にピシャリ!

「さすがに注意しないと」と思って立ち上がろうとしたそのとき、奥から院長が出てきました。
普段は温厚で優しい先生が、眉間にシワを寄せ、ふたりをきっと睨みます。
そして、ふたりのママ達にこう言い放ったのです。

「お母さんがた、ここはフリードリンク付きのファミレスじゃないんですよ。さっさと帰って、お子さんを安静にさせてください」

一瞬、待合室が静まり返ります。
ママ友達はバツが悪そうに顔を見合わせ、「あ、はい……」とだけ言って、そそくさと帰っていきました。

まとめ

基本的に、小児科を受診するのは、体調の悪いお子さん連れの方々。
待合室では静かに、穏やかに過ごしていただけたらと思います。
ママ友同士でおしゃべりを楽しむのもいいことですが、場所は選んでほしいですね。

【体験者:40代女性・看護師、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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