公共の場で、他人に助けられた経験は誰にでもあるでしょう。ただ、知らない人から一方的にあてにされたら、モヤっとしてしまいますよね。今回は、筆者の知人から聞いた「フードコートで近づいてきた図々しい母親」の話をお届けします。
画像: 空席のフードコートで、なぜか隣に来た親子 →「今から急いで──」母親の『あり得ない一言』に絶句!

なんで隣に来るの?

3歳の息子と、ショッピングセンターのフードコートでお昼ご飯を食べていたときの話です。

2人でおしゃべりしながら楽しい時間を過ごしていたら、私たちと同年齢くらいの親子が、急ぎ足で隣の席にやってきました。

そのときは平日の午前中だったこともあり、フードコートはガラガラ。空いているのにどうしてわざわざ隣に来るのか疑問に思った私でしたが、すぐに理由が分かることになります。

母親「タイムセールに行ってきます」

娘を椅子に座らせた母親は、私の方をチラチラ見ながら「急いでお洋服を買いに行って来るから、ここでジッと待っててね。分かった?」と娘に説明したのです。

当時館内放送では、衣料品のタイムセールのアナウンスが流れていました。なんと母親は娘を置いて、自分一人でタイムセールに向かおうとしたのです。

「えっ? 一人はいやだぁ」と娘がぐずっても、母親は聞く耳を持とうとしません。

さらに「とにかく時間がないの! 何かあったら周りの人に助けてもらってね」とこちらにも聞こえるくらいの声で、娘に言い聞かせる母親。

周りの人といっても、ここには私たち親子しかいません。きっと私に、娘を見守れと一方的に伝えたつもりだったのでしょう。

私が席を立つと?

こんな非常識な母親と関わりたくないと思った私は「ご飯も食べ終わったことだし、そろそろ行こうね」と息子に伝えて、席を立ちました。

この私の想定外の行動に、母親は焦ったのでしょう。「やっぱりママもここでご飯食べることにするね」と言い、ガッカリした様子で席に着いたのでした。その様子を見た私は、心底ホッとしました。

そもそも幼児一人を、フードコートに残すなんて危険すぎますよね。他人に娘を押しつけてタイムセールに向かおうとした母親に、強い怒りを感じた出来事でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnコラムニスト:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.