話し方で気になる点、相手に伝えますか?
筆者の場合、義母の話が毎回「可哀想」で終わることが気になっていました。
息子が指摘してくれましたが、少し考えさせられたエピソードをご紹介します。
画像: 「可哀想」と言ってくる義母にモヤッ →『息子の一言』で解決、、、では【終わらなかったワケ】

「可哀想」で終わる義母のトーク

義母の話は「可哀想」で終わるのがお決まりでした。
風邪をひいて「可哀想」ならまだ分かるのですが、

私「今度旅行で〇〇に行ってきます」
義母「あら、あそこは今暑いみたいよ、可哀想に」とか、

私「この間の野球の試合見ました?」
義母「見たけど負けてたわね、可哀想に」のように、

こちらが楽しい話をしたくても、可哀想な話としてエンディングを迎えるのです。
話がいつも「可哀想」で終わることに、私はちょっとしんどい気持ちになっていました。

でも、義母も高齢になってきているし、癖は直らないかなぁと思い、本人には伝えていませんでした。

小学生の息子が指摘

ある日、いつものように話が「可哀想」で終わったとき、小学生の息子がポツリと一言。

「なんか、可哀想ばかりだと、自分が可哀想な人に思えてくるから止めてくれない?」

すると義母は、
「え、おばあちゃんそんなに可哀想ばっかりだった!?」
と自分の癖に気付いていなかった様子。

つまらない会話をしていたのではと不安に思ってか、
「他にも気になることは言って!」とも言われました。

息子の指摘を受け、義母の「可哀想癖」はだいぶ減り、私はスッキリ。

お互いにとって、良き話し相手であれば良いと思った

一方で、話し方の気になる点を指摘することについて、改めて考えさせられました。
なんせ義母も高齢になり、気になる点は今後もっと出てくると思うのです。

どんな話も聞いてあげるのが親孝行なのかなと私は勝手に思っていましたが、
「気になる点は教えて欲しい」と言う義母。そのリクエストに素直に応じ指摘することで、傷付けてしまわないだろうか……。

伝え方に気を付けながら、義母にとっても私にとってもお互いが「良き話し相手」であり続けられたらいいなぁと思いました。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。
特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。

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