毎週土曜、理由をはぐらかして外出する夫。浮気? 二重生活? ──衝撃の真相とは。これは、夫の行動が気になり始めた筆者の友人・栄子さん(仮名)が実際に体験した出来事です。
画像: 夫が浮気、しかも女性と少年野球を観戦!?「見られてたのか」→ 夫が語った『まさかの真実』にホロリ

土曜日の朝

栄子さんは、夫とふたり暮らしをして12年。
子どもはいませんが、夫婦仲に不満はありませんでした。

ただ、毎週土曜の朝になると、夫が決まって出かけていくのが気になっていました。

「ちょっと運動」と言うわりに、帰ってくるのは昼すぎ。
服装もラフすぎず、スポーツっぽくもない。

何をしているのか聞いてもはぐらかされ、モヤモヤが募っていきました。

まさかの“現場”に胸がざわめく

土曜の朝、栄子さんは思い切って夫を尾行しました。
着いたのは、郊外の野球場です。

「野球、好きだったっけ?」
思わずつぶやいてしまいました。

夫はスタンドに座り、隣には見知らぬ女性。
栄子さんと同世代くらいで、親しげに話していました。

誰? どういう関係? と心がざわつきます。

さらにそのとき、夫がグラウンドに向かって手を振りました。
笑顔の先には、バットを持ったユニフォーム姿の少年が。

「えっ、子ども? まさか!」

二重生活? 浮気?
栄子さんの心臓がドクドクと音を立てました。

見られてたのか……

「子どもがいなくても、一緒にいるだけで幸せだよ」
そう言ってくれていたのに。
裏切られた気がして、栄子さんは帰宅後すぐに夫を問い詰めました。

夫は少し黙ったあと、話し始めました。
「この前さ、オレ、お通夜行っただろ。大学時代の先輩でね。急に亡くなっちゃって」
「奥さんと息子が残されてて。何もできないけど、せめて練習くらいは応援したいと思ってね」

そして、小さな声でこう続けました。
「見られてたのか……。栄ちゃんに心配かけてたなんて、本当にごめん」

ふたりにしかない“家族の形”

夫は言いました。
「今日で最後にする。俺の出る幕じゃないから」

栄子さんは、改めて夫の優しさに胸がじんとしました。

そして
「じゃあ今度は私も誘ってよ。一緒に、ウォーキングがてら、応援に行こうよ」
と笑って返しました。

夫は少し驚いたように笑い、うなずいていました。

ふたりにしかできない関わり方が、きっとある。
家族って一緒に歩ける時間があるだけで、幸せなんだと思えた瞬間でした。

【体験者:30代・女性・イラストレーター、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。

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