筆者の友人Y美は、結婚する前から姑が苦手でした。しかし、双子育児の大変さが思わぬ転機をもたらしたといいます。嫁姑関係の修復と変化のお話です。
画像: 双子育児に限界!「嫌いだけど、姑に頼るしかない」頭を下げた結果 → 待っていた未来は

できれば関わりたくなかった姑

姑とは、結婚以前からあまりウマが合わず、正直なところ距離を置きたいとさえ思っていました。
いつも姑の口調はどこかとげとげしく、ストレスを感じるのです。
細かな口出しや、価値観の違いにモヤモヤが募り、できるだけ関わりたくない相手でした。

双子の誕生で一変した日常

しかし、あることをきっかけに、大きな変化が訪れました。
私たち夫婦は、双子を授かったのです。
おむつ替えも授乳も2人分。寝る間もなく、泣き声が交互に聞こえてくる日々。

実母に泣きついたのですが、実家は商売が忙しく、長時間は頼れません。
そこで渋々、姑に頼ることにしたのです。

頼りがいある姑にびっくり

覚悟していたのは、「口出しばかりされて結局ストレスになる」未来。

ところが、姑は一言も文句を言わず、黙々と双子の世話をこなしてくれました。
沐浴も、おむつ替えも、ミルクも慣れた手つき。夜泣きにも付き合ってくれて、「大丈夫、私が見てるからあんたは少し寝なさい」とまで言ってくれたのです。

その姿に、私は驚きと共に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
特に、これまで感じていた口調の厳しさとは裏腹に、黙々と手を動かし、私の体調を気遣ってくれる優しさに胸を打たれたのです。

先入観が変わった

最初は「嫌い」と決めつけていた姑が、いつの間にか頼もしい存在になっていました。
それは実際に一緒に過ごし、助けられ、支えられた経験があったからこそ。
苦手だと思っていた人も、状況や関わり方で見方が変わるのです。

思い込みや先入観は、時として自分の心を狭くしているだけなのかもしれません。
今ではすっかり姑が大好き!
子供達が大きくなった今でも、姑は良き相談相手になってくれています。

【体験者:50代、女性会社員、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。

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