「子どもには自分の好きな色のランドセルを選ばせてあげよう!」と思う一方、「奇抜な色を選ばれたらどうしよう」「後々本人が困ると可哀そう」など、親の頭を悩ませるラン活。今回は私の友人A子さんから聞いた、ラン活にまつわるエピソードをご紹介します。
画像: 【ラン活】息子が選んだのは、金色! 母はモヤモヤ → 登校初日に見た『まさかの光景』がくれた出会い

自他共に認める真面目なA子

A子は、大学卒業後からずっと地方公務員として働いています。その仕事ぶりや人柄は、自他共に認める真面目そのもの。本人も周りもA子の性格を十分理解しています。息子のK太も母親に似て、お友だち思いでやさしく明るい子です。

息子がラン活で選んだのは……まさかの金色!

そんな息子が「ラン活」で選んだのは、まさかの金色のランドセルでした。「良い色だとは思うけど、みんな黒っぽいランドセルを選ぶんじゃないかな」「6年生になっても金色だよ? もう1回買ってって言われても買えないよ」など、A子が何を言ってもK太は聞き入れません。

最終的に「高学年になって色が嫌になったらランドセルカバーで隠せばいいか……」とA子が根負けしました。

金色と同じくらい目立つランドセルが……!

大人は分かりきってはいましたが、小学校へ通い出すと周りのお友だちや上級生たちは、やはり黒や紺のランドセルが圧倒的に多いことが判明。しかし、同じクラスの中にたった1人、まさかの銀色のランドセルを持った男の子T史くんがいたのです!

T史くんとK太は、同じ保育園出身だったのですが、先生を手こずらせるような活発なタイプのT史くんとは一緒に遊んでいるイメージがあまりなく、そこまで仲が良いわけではありませんでした。A子自身もT史くんの存在は知っていましたが、ママが子だくさんの華やかな雰囲気のママだったこともあり、少々近寄りがたかったというのも事実です。

ギャルママとママ友に!?

とはいえ、ランドセルの色がきっかけでT史くんとK太は休み時間を一緒に過ごすほど仲良くなり……。授業参観等でT史くんのママとも話す機会が徐々に増えていきました。そして、T史くんママがA子と同じ関西出身だったこともあり、実際に話すととても楽しい方だと分かりました。思わぬことがきっかけでT史くん親子と急接近しましたが、思いがけず良いママ友ができて嬉しかったA子でした。

なにがきっかけでママ友ができるか分かりませんね。少々個性的だったり、服装が特徴的なパパ・ママだと変に気後れして話しずらいこともあるかもしれませんが、実際に話してみると意外なまでに良い人だった、なんてこともあります。先入観にとらわれ過ぎない方がいいかもしれませんね。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。

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