筆者の友人・K子の息子は、運動はからっきし苦手でしたが、勉強が好きでとても優秀な子でした。中学へ上がるとメキメキ頭角を現し、学年トップを争うように。すると、K子は学校でママ友から声をかけられたそうです。
画像: 「うちの子は超進学塾に通わせてて~」絡んできた【教育費マウントママ】を凍り付かせた瞬間

息子

私の息子は中学2年生。
運動は全くダメなのですが、勉強は得意で、勉強することが好きな子でした。

入学した中学校は近隣の3つの小学校が一緒になるマンモス校。
授業参観などで初めて会う保護者の人も多かったのですが……。
息子が2年生になった最初の保護者会で、別の小学校から来ていた4~5人の保護者軍団の一人に話しかけられたのです。

Oさん

「S君(息子)のお母さんですよね?」と首からかけていた名札を見て話しかけてきたのはOさんでした。
Oさんの娘さんはとても勉強のできる子で、息子と学年トップを争っていました。

Oさんは「いつも娘から聞いてます。S君はどこの塾に行っているの?」と聞いてきました。
息子は塾には行っていません。
どう言おうか迷っていると「塾だけ? 家庭教師もつけてるの? 毎月の塾代っていくら?」とOさんは矢継ぎ早に質問してきたのです。

「うちはN(超進学塾)に行ってるの。特別コースに入ってるから、毎月の塾代が大変で……。」と言われたため、私は事実を伝えることにしました。
「塾には行ってないんです。」

するとOさんは「またまたぁ。うちの娘と良い勝負してるんだからどこかに行ってるんでしょう?」「いくらぐらいかけてるのか教えてよ~!」と言ってきました。

私が「通信教育はやってますけど。」と言うと「へ?」と驚いた顔をしたOさん。
「え? じゃあ、本当に塾には行ってないの? 嘘じゃないわよね?」と少しキツイ口調で言われたのですが、私は「はい。行ってません。」と答えました。

マウント?

近所には、進学塾・個別指導塾など複数の塾があります。
後から聞いた話では、Oさんは娘を2つの塾に通わせて、プラス家庭教師をつけているとか。

Oさんは教育にお金をかけていることでマウントを取りたかったのかもしれませんが、あっけない結果に何とも言えない顔をしていたのが印象的でした。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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