筆者の体験談です。息子が高校1年生の時でした。初めての三者懇談で息子の成績表を見て、頭痛がしました。それくらいひどい成績だったのです。ところが数か月後、成績が急上昇。そのきっかけは、なんと‟ラーメン一杯をかけた勝負”でした。
画像: 「大学進学も難しい」と言われた息子が激変!? 急に勉強を始めた『驚きの理由』に母「意外すぎる」

懇談で頭を抱える母

筆者の高校1年の息子の成績は、驚くほどひどいものでした。
そして迎えた初めての三者懇談。

担任の先生は表情を曇らせながら、「このままでは大学進学も難しいかも」と一言。

成績表を見た私は、思わず頭を抱えてしまいました。
「先生、私、ちょっと頭痛が……」。
「お母さん、大丈夫ですか?」
先生にまで心配される始末。

ため息をつきながら懇談室を出た途端、息子は勢いよく走り去り、気が付いたら姿が見えなくなっていました。
私の怒りが爆発することを察して、逃げたのです。

突然スイッチが入った息子

そんな息子に転機が訪れたのは、その数か月後。
「オレ、ちょっと勉強するわ」と、部屋にこもるように。
どうせスマートフォンでもいじってるんだろう、とこっそり様子を見に行ってみると、意外にも本当に勉強している様子。
あのひどい成績だった息子が、なぜ?

ラーメン一杯の勝負がきっかけ⁈

理由を聞いてみると、
「隣の席の友達と勝負してる」とのこと。
なんでも、定期テストで点数が悪かった方が、相手にラーメンを奢るというシンプルな勝負。 息子の前年度の成績を知っていた友達は、余裕で勝てると思っていたようです。

ところが息子は「ぜったい奢りたくない!」という謎のプライドを燃やし、人生で初めてと言っていいほど真剣に机に向かい始めました。
どうせそのうち飽きるだろう。そう思っていたのですが……。

勝負は大成功、そして未来へ

なんと結果は大成功。友達にラーメンをごちそうになり、成績は先生も驚くほどの伸びを見せました。
しかも「一発屋と思われたくない」と、またしても謎のプライドを発揮。
成績をキープし続け、ついには無事に大学に合格しました。

ラーメン一杯をきっかけに、ここまで変わるなんて……。
あの時、懇談室から走って逃げた息子がまさかの大逆転。
きっかけはささいなことでも、人って変わるのですね。
息子の底力を感じました。

【体験者:50代、女性会社員、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。

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