夏休みに実家へ帰省した筆者の友人・若菜さん(仮名)が玄関で出会ったのは、まさかの“元夫”。無断で招いた母の思惑と、思いがけない展開に気持ちはかき乱され……。これは、シングルマザーになった若菜さんが体験した、ある夏の日の話です。
画像: 子連れで実家に帰省するも「えっ、なんでアンタが!?」玄関で鉢合わせした『まさかの人物』に「迷惑」

実家の玄関を開けたら、そこにいたのは

小学3年の娘を連れて、久しぶりに実家へ帰省した若菜さん。夏の陽ざしを背に玄関を開けたその瞬間、思わず足が止まりました。
そこに立っていたのは、離婚した元夫だったのです。

「えっ、なんでアンタがここに!?」
玄関で顔を合わせた若菜さんの声に、母が奥から出てきて笑いました。
「だって、子どもにはお父さんも必要でしょ?」

どうして、私に何も言わなかったの?
心の中に緊張と怒りの波が立つのを感じながら、若菜さんは唖然としました。

父親として、娘の反応

リビングでは、元夫が自然な口調で娘に話しかけていました。
最初はぎこちない様子だった娘も、ゲームの話題になると、少しずつ表情がゆるんでいきます。

台所では、母が「久しぶりに会えてよかったわね」と満足そうに言いました。
若菜さんは、その空気を壊すこともできず、複雑な思いを抱えながら黙ってその場に立ち尽くしていました。

帰る朝、元夫は新品のゲームソフトを娘に手渡しました。
驚いたように受け取った娘は、ぽつんとつぶやきます。
「……なんか、うれしいかも」

笑顔とためらいが混じるそのひと言に、若菜さんの胸がまた静かにざわめいたのです。
親子3人が並んだ玄関先には、なんとも言えない複雑な空気が流れていました。

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