夏休みなど子どもの長期休みは、仕事との両立に悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、夏休みでも働き続けることを決めた筆者の友人が、ママ友に言われた一言と、それに対する子どもの反応を紹介します。
画像: ワーママの私に「夏休みも園に預けるの? 可哀想」憐れむママ友 → 5歳娘の『反論』にタジタジ

働きながら子育て

私は働きながら、幼稚園に通う2人の子どもを育てています。

通っている幼稚園は、9時から午後2時までが基本の保育時間。ですが、早朝保育や延長保育にも対応している園なので、それらを利用しながら何とか働き続けていました。

長い園の夏休み

働いていると、悩ましいのが長期休み。

子どもの幼稚園では、約1ヶ月の夏休みがあります。

しかし、最近は働いている保護者も多いという理由から、夏休み中でもほぼ毎日、休園日保育を行ってくれるようになりました。

休園日保育を利用すれば仕事を続けられそう、と考えた私は、夏休み中も働くことに決めたのです。

ママ友から言われた一言

ある日、子どもと公園に行ったときのこと。そこで同じ園のママ友B子に会いました。

話の流れから、「うちの子たちは毎日休園日保育に行っているよ」と言うと、B子は驚いた顔をした後、「えっ? それって子どもが可哀想だね」と言いました。

さらに、「それじゃあ、夏休みの思い出も何もできないでしょ」とあきれたように続けるB子。

B子の発言に少しもやっとしたものの、「家庭の事情はそれぞれ違うから……」と返していると、B子との会話を聞いていた5歳の娘がB子にこう尋ねました。

「なんでかわいそうなの?」

娘にそう聞かれたB子は、娘に向き直ると「だって、みんなはおうちでママと遊んでいるでしょ? それにいつものお友達がいない幼稚園で遊ぶのは寂しくない?」と、聞きました。

すると娘は、「ママはお仕事終わったら遊んでくれるよ。それに夏休みの幼稚園は、すっごい楽しいんだよ!」と言い始めました。

「新しいお友達もできたし、人が少ないから好きなおもちゃで遊びたいときに遊べるし、プールだって広く泳げるんだよ!」
「すっごい楽しいのに何でかわいそうなの?」とさらに問い詰める娘に、B子は何も言い返せなくなってしまいました。

家庭の事情はそれぞれ違う

私自身、休園日保育に預けることを子ども達に申し訳なく思っていました。

ですが、「すっごく楽しい!」という娘の言葉に少し救われたのです。

大人が思っている以上に、子ども達は上手に適応し、楽しさを見つけていくのでしょう。家庭ごとの事情もありますし「可哀想」と決めつけず、広い視点から物事を見よう、と私自身感じた出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Junko.A
5歳、3歳、1歳の3人の子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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