終電でうっかり寝過ごし、知らない駅で目を覚ました筆者の友人。
タクシーもなく、スマホの充電も残りわずか!
そんな絶体絶命のなか、声をかけてくれたのは意外な人物でした──。
今回は筆者の友人から聞いた、心温まる思いやりのエピソードをご紹介します。
画像: 終電で目覚めたら「ここはどこ!?」知らない無人駅で大ピンチ → 救ってくれた“心優しいご夫婦”に感謝

終電で寝過ごした!

仕事の疲れがピークだったその日、帰りの終電で座ったとたん、急に眠気が襲ってきた私。

『ここで最寄り駅を寝過ごしたらダメ』と思いながらも、つい睡魔には勝てず寝てしまったのです。

ハッと気づいて目が覚めたときには、時すでに遅し。

すっかり最寄り駅を過ぎて、聞き慣れない駅で降りる羽目になってしまいました。

辺りは静まり返り、すぐにスマホで調べましたが終電はすでに終わっています。

さらに無人駅ということもあってか、駅前にタクシーは見当たらず、スマホの充電も少ない、まさに絶体絶命のピンチを迎えていました。

声をかけてくれた一人の女性

どうしようとさすがに焦っていると
「大丈夫ですか?」
と声をかけてくれたのは一緒に降りた中年女性。

事情を話すと、女性はこちらを気遣ってくれながらまさかの提案を!

「私も寝過ごしちゃうことありますよ」
「実は主人に迎えに来てもらっているので、よかったら乗っていきませんか?」

優しいご夫婦

『見知らぬ人の提案にのって大丈夫かな?』と一瞬戸惑いましたが、彼女の穏やかな口調と気遣いにホッと救われていた私は、甘えることに。

やがて現れた旦那さんの車に同乗させてもらっただけでなく、私の自宅近くまで、なんと30分以上かけて送ってくれたのです!

「夜遅いし、女性1人だと心配だから」
と言ってくれたご夫婦に、何度も頭を下げてお礼を伝えました。

心温まる出会い

後日改めてお礼がしたくて名前や住所を尋ねましたが、笑って辞退されたご夫婦。

「気にしなくていいのよ♪」
「助け合うのもお互い様」
「私たちこそ久しぶりに娘くらい若い子と楽しくお話しできて嬉しかったわ」

今思い出しても、ありがたさで胸がいっぱいになります。

まさかの“寝過ごし”が、思いやりあふれる人たちと出会うきっかけになるとは......。

見知らぬ土地での不安な夜が、最後には心温まる思い出へと変わった出来事でした。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.