金銭感覚は夫婦であってもなかなかすり合わせが難しいものです。筆者の友人・E美は、夫の金銭感覚に辟易していました。そんなE美が将来のことを考えて下した決断をご紹介します。
画像: 給料日は即飲み会、コンビニで散財。【金遣いの荒い夫】にもう限界! → 妻が下した『決断』と結末

金銭感覚

私たち夫婦は共働きで家計を支えています。
それなのに夫の口癖は「今が楽しけりゃいいじゃん!」……給料日は即飲み会、コンビニで散財、後輩や友人に奢りまくるなど、まるで『宵越しの金は持たない江戸っ子』気取りでした。

私は2人で頑張って働いて、子どもの将来の学費や老後資金も貯めたいと思っていたのですが、夫の散財のせいで、私の給料がなければ赤字という家計状況が続いていたのです。

決断

家計簿とにらめっこする日々に、ついに限界が来た私は、家計を分けることを決断しました。
家賃・食費・教育費など、家族のことに関わる出費は折半し、それ以外のお金は自己管理するというきまりにしたのです。

この話をすると、最初は「大丈夫、大丈夫♪」と笑っていた夫。
しかし、金銭感覚を改めることなく散財を続けた夫は、数週間後には顔色が変わり「お金、少し貸してくれない?」と言い出しました。
しかし、私は夫に自覚してほしかったため「大丈夫なんでしょ? 自己責任だよ? 私はちゃんと節約してるのに、何で好き勝手にお金を使ってる人に貸さなきゃいけないの?」と突っぱねたのです。

変化

夫は自由に使えるお金がないため、昼は外でのランチからお弁当を作るようになりました。
いつも奢っていた飲み会も減らし、家で食事することを基本に。
夫はある日、ついに「お金がないって不安なんだな」と呟きました。

私は良い機会だと思い「片方が節約しても、もう片方が散財してたら何の意味もないでしょ? それこそざるで水をすくってるのと一緒じゃない?」と言いました。
今まではへらへらしていた夫も「そうだよな……」とだいぶ堪えているようでした。

修復

金銭感覚の軌道修正は、言葉だけの説教よりも、痛みを伴った方が効くと感じた私。
最近の夫は金銭感覚がだいぶ修復され、計画的にお金を使うことができるようになってきました。

それでも給料日のように手元にお金が入ると、気分が高揚してしまう夫。
家族へのお土産など、使い道は変わったものの、お金を使うことを楽しんでしまう夫を見ていると不安になることもあります。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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