筆者の息子は、保育園時代に担任の先生から助言を受け、支援センターへ吃音の相談に行ったことがあります。息子への対応方法や周囲への声かけなど、筆者はとても勉強になったのですが、そのとき保育士さんから驚くような話を聞いたのです。
画像: 保育園の助言を無視し、子どもの発達相談を『拒否した親』→ 小学校入学後に待っていた悲劇

発達支援センター

私の息子は現在中学生ですが、吃音の障がいを持っています。
初めて気づいたのは保育園の年中の頃。
保育園の先生から「発達で少し気になるところがあります。支援センターに相談に行ってみてはいかがですか?」という助言を受けたのです。

私自身も息子の話し方に気になるところがあったため相談すると、吃音の障がいがあることが判明。経緯を保育園の先生に報告し、対応をお願いしました。

は? なんで?

すると、先生が「Kさん(私)には話して良かった。支援センターに相談に行って欲しいって何度もお願いしているのに、相談に行ってくれない保護者の方もいるんです」と一言。

実際にトラブルに発展している子の保護者に「相談に行ってみては?」と先生が話したとき「は? なんで?」と一言で終わってしまったと言うのです。
先生は誰とは言いませんでしたが、私は恐らく同じクラスのYちゃんのことではないかと思っていました。

小学校

Yちゃんと息子は小学校が同じで、クラスも同じになりましたが、Yちゃんは入学直後から問題行動を起こし始めました。
息子曰く「宿題をやって来なくていつも先生に怒られてる。」「授業中にどっか行っちゃう。」「男の子と殴り合いの喧嘩をしてた。」など、問題行動が目立っているようでした。

ある日、買い物へ行くと同じクラスの保護者・Sさんに会いました。
Sさんが「Yちゃんと同じ保育園だった?」と聞いてきたので、そうだと答えると、Sさんの娘さんがYちゃんにひどい嫌がらせをされていると言うのです。

直接Yちゃんの家に抗議をしに行ったそうですが「本当にうちの子なの? 証拠は?」と言って、追い返されたと激怒していました。

モンペ?

その後、息子は他の地域の中学校に進学したため、Yちゃんとはかかわりがありません。
しかし、ママ友に聞いた話によると、Yちゃんは小学校高学年から周囲に距離をとられ、中学進学後は孤立状態になっているそうです。

Yちゃんはきっと何かしらの支援が必要な子だったのだと思います。
親がきちんと対応しなかったことで、本人も苦しい思いをしているのかもしれません。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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