「このままじゃ全部ダメになっちゃうかも(涙)」
真夏に冷蔵庫が壊れ、大量の食材を前に絶望した主婦。
そんな窮地を救ったのは、普段は挨拶程度のお隣さんでした。
今回は筆者の知人から聞いた、暮らしのなかのほっこり奇跡エピソードをご紹介します。
画像: 真夏に冷蔵庫が故障!「食材が全滅してしまう(涙)」→ ダメ元で頼った隣人からの『思いがけない言葉』

冷蔵庫が故障

このトラブルは昨年の夏に起こりました。

猛暑が続いていたとある日の午後、冷蔵庫が突然、うんともすんとも言わなくなってしまったのです!

そのときは週末に向けて食材を買い込んだばかりで、夫と一緒に食べるのを楽しみにしていた特売の高級和牛も入っていました。

コンセントを抜き差ししても、再起動しても動かない冷蔵庫。

修理業者に電話するも、
「最短で明後日です」
と言われてしまい、絶望感に襲われた私たち。

『このままでは食材が全滅してしまう』と夫と焦らざるを得ない状況に陥っていたのです。

お隣さん

そのときふと思い出したのは、1週間ほど前に偶然耳にしていた内容でした。

地域の婦人会で集まりがあったとき、お隣に住む奥さんが
「大きすぎる冷蔵庫買っちゃった」
と確か話していたのです。

とはいえ、あまりそれまで交流もなかったお隣さん。

顔を合わせても挨拶程度の仲で、お隣さんは子どもが3人いる大家族。

『夏休み期間中だし冷蔵庫もさすがに食材でいっぱいだよね』と思いつつもダメ元でインターホンを押し、事情を説明すると……。

救世主!

にっこり笑って快く、
「いいわよ、使って!」
と案内してくれたのです。

私の想像通り冷蔵庫はかなり食材で埋まっていましたが、近所に住むという実家のご両親の冷蔵庫スペースもわざわざ借りて調整してくれたお隣さん。

食材を無事に預けられただけでなく、
「暑くて大変だったでしょう」
と冷たい麦茶までごちそうしてくれたのです!

お隣さんの優しさに触れほっこりした私たち夫婦。

この一件をきっかけにすっかり打ち解けられただけでなく、防災や非常時のことを考えて連絡先まで交換してもらえました。

素敵な夏の思い出

冷蔵庫は壊れてしまったものの、ご近所づきあいのありがたさと、人の優しさに触れたことで、心は温かくなった夏でした。

今もお隣さんとは家族ぐるみで仲良くさせてもらっています。

【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

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