これは筆者自身の子育て中の体験談です。
4歳の息子のお友達Rちゃんが遊びに来てくれた日の夕方に、思いもよらない“ぬいぐるみ事件”が起こったのです。
ちょっと焦って、そして深く反省したこの出来事が、私にとって子育てを見つめ直す大きなきっかけになりました。
子どもにとっての“安心”や“心のよりどころ”は、大人が考える以上に大切なものなのだと改めて気づかされます。
画像: お友だちがウチに忘れていった“ぬいぐるみ”で大号泣!→ 私が学んだ『子育てで大切なこと』

大事件発生!? 「ルーちゃん」が失踪

ある日、4歳の息子が大好きなお友達Rちゃんを我が家に招いたときのことです。
その日、Rちゃんはお気に入りのぬいぐるみ「ルーちゃん」と一緒に遊びに来ました。息子とRちゃんは積み木で遊んだりおやつを食べたりして大はしゃぎ。楽しい時間はあっという間に過ぎ、Rちゃんはニコニコしながら帰っていきました。

夜になって発覚した大ハプニング

その日の夜、夕飯やお風呂、寝かしつけと慌ただしい時間を過ごした後、スマホを見るとRちゃんのママから何件も着信とメッセージが。慌てて連絡を取ると「ルーちゃんが見つからなくて、Rが泣き止まないんです」とのこと。

急いで家中を探すと、ソファのすき間に「ルーちゃん」がちょこんと座っていました。すぐにRちゃんの家まで届けると、涙を浮かべていたRちゃんが「ありがとう」とギュッと抱きしめてくれて、私の胸も締めつけられるような気持ちになりました。

大人にとっては“モノ”、子どもにとっては“心のよりどころ”

それまで、ぬいぐるみなんて「ただのオモチャ」としか思っていなかった私。でもこの出来事で気づかされたのは、子どもにとってはそれが「安心」を意味し、「心の支え」になっているのだということ。
大人が何気なく見過ごしがちなものこそ、子どもにとっては何よりも大切な存在なんですね。

「この子にとって今、大事なものは何だろう?」

それからというもの、「忘れ物はない?」と聞くだけでなく「この子の心が今、何に寄りかかっているんだろう?」と考えるようになりました。
言葉や態度、空気感など、目に見えない“安心”を大切にすること。それが親としての大切な役目なのかもしれません。

あのぬいぐるみ騒動は、私にとって子育てを見直す分岐点となったのでした。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。

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