何かにハマると、時間も忘れて夢中になってしまう! なんてこと、ありますよね。
筆者の友人A子さんは、ひょんなことからお片付けに没頭してしまったようですが……。
画像: 「夫に言ってはいけない言葉だった、、、」片付けの最中、夫に『指摘されたこと』に「心底反省しました」

掃除が苦手なんです……

夫と二人暮らしのA子さんのお話です。
元々掃除が苦手なA子さんでしたが、夫に文句を言われることはなかったので、部屋はいつも散らかっていました。

友達を呼んで遊びたいとは思っていましたが、こんな汚い家に呼ぶことは出来ません。
片付けなきゃと思っていても、上手く片付けられない。
A子さんは、そんな自分自身が嫌で仕方がありませんでした。

掃除の神降臨!? 一気に綺麗好きに大変身♪

そんなある日、SNSでミニマリストという人達を知り、A子さんは衝撃を受けました。
まさに掃除の神が降りてきたかのように、必死に掃除方法や片付け方を学んだのです。

それからA子さんは掃除をし続け、今や見違えるほどスッキリと美しい部屋に。
夫も掃除を手伝ってくれたし、綺麗な部屋を褒めてくれたので、この結果に満足しているはずです。

しかし、そんな優しい夫に対し、一つだけ不満が出てきました。

夫のスペースが気になって仕方ない。もう少し綺麗にしたいんだけど

実は夫の趣味はサバゲ―で、夫の書斎スペースはとんでもないことになっているのです。
サバゲ―で使う銃やら何やらがあちこちに積まれていたり、壁一面にごちゃごちゃと置かれ、すっかり綺麗好きになったA子さんは、見るのもストレスでした。
ある日、A子さんは意を決して、

「あのグッズ達、捨てられない?」
「全部片付けられたら、絵を飾りたいのよ」
「あなたもミニマリストがいいって言ってたでしょ」

そう夫に言いました。
夫はいつものように笑顔で「いいよ」と言ってくれると思ったのに、真剣な顔つきでこう言ったのです。

いき過ぎた言動だった。本当にごめんなさい!!!

「俺さ、今までA子が掃除が苦手でも、文句言ったことなかったよね?」
「全部片付けて絵を飾るって。俺の物は全部捨てろってこと? 綺麗にしてくれるのは助かるんだけど、人の趣味にまで口出しするのは違うだろ?」

そう言われて、A子さんはハッとしました。
「人に見せても恥ずかしくないように。何なら羨ましがられたい」ということだけに囚われていて、夫の大切なグッズを「捨てられるもの」と勝手に判断していたのです。
夫の気持ちを完全に蔑ろにしてしまっていたことを、心底反省しました。

それから夫と話し合い、せっかくなら壁にカッコよく飾れるようにと色々工夫しました。
夫も趣味の物を片付けてくれたので、今では夫のスペースも素敵に整って、お互い納得できる形に。
自分だけの家ではないのだから、二人で気持ちよく過ごせるよう気を付けていきたいなと思った出来事でした。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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