これは、知人のA子さんに聞いた話です。共働きで子育てをするなか、限界寸前だったA子さん。夫の何気ない行動が、心の支えとなった瞬間について語っています。
画像: 「自分の時間が全然ない、、、」育児と仕事で限界 → 夫の『不器用な行動』と『本音』に心が震えた

限界が見えた夜

育休から仕事に復帰して半年。朝は子どもの準備と保育園の送り、日中は職場でバタバタと働き、夜は家事と寝かしつけ。気がつけば、自分の時間はまったくなく、毎日がギリギリの綱渡りでした。
ある晩、洗い物をしながら、気がつくと涙がポロポロとこぼれていました。疲れているのに、眠ることもできず、「私、どうすればいいの?」と心のなかで叫んでいました。

不満は言えず、ただ溜め込んでいた日々

夫はもともと穏やかで誠実な人。ただ、帰宅は毎晩遅く、家事や育児については「任せた方がうまくいく」と思っていたようです。
私もまた、「自分が頑張らなきゃ」という思いが強く、辛くても助けを求めることができませんでした。夫が疲れているのも知っていたので、口にすれば相手を責めることになるのでは……と遠慮してしまっていたのです。
実際には、何度かさりげなく「最近しんどくて」と漏らしたこともありましたが、うまく伝わっていないように感じて、「これ以上言っても、夫を困らせてしまうだけかもしれない」と、次第に言葉を飲み込むようになっていきました。
“我慢すれば波風が立たない”そんな思いで、ただひたすら毎日をやり過ごしていたのです。

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