義実家の集まりで目撃した、義父の【飲酒後の自転車運転】未遂。
誰も止めない空気のなか、嫁としてどう振る舞うべきか──。
今回は筆者の友人A子から聞いた、家族で甘く見ていた常識に立ち向かったエピソードをご紹介します。
画像: お酒飲みましたよね!? 自転車に乗ろうとする義父、止めない義母と夫 → 嫁が一刀両断!

お酒飲んだのに!?

あるとき義実家での集まりのなか、ビールを数本飲んだ義父がとった行動に思わず目を疑いました。

「コンビニでつまみでも買ってくるか」
と自転車の鍵を握り、そのまま1人で家を出ていこうとしたからです。

でも、義父の発言や行動にびっくりしていたのは私だけ。

「え、今お酒飲みましたよね?」
「飲酒運転は犯罪ですよ」

そう伝えたのですが、義父母は
「田舎だし短い距離だから大丈夫だろう」
「大げさね」
と笑うだけ。

肝心の夫までもが「頑固おやじだから言うだけ無駄になる」と消極的な態度をとっていたことに、正直とても驚きました。

嫁が一刀両断

義家族ではこの事態を甘く見ているようでしたが、どうしても見過ごせなかった私。

自転車であっても、飲酒運転はれっきとした犯罪です。

『事故を起こしたり誰かにぶつかったり、と何かあってから後悔するのでは遅い!』

そう思った私は空気が凍るのを覚悟で、義父から鍵を取り上げ「歩いて行ってください」とキッパリ伝えました。

私の勢いに驚いたのか、結局義父の代わりに夫がコンビニまでつまみを買いに行くことに。

それでも、義父は酔っていて気が大きくなっていることもあってか不貞腐れていて、その後の空気は地獄でした。

義父は不機嫌だったが?

「嫁に説教されるとは思ってもいなかった」
「A子さんは夫を尻に敷くタイプかなあ」

帰り際、まだ酔った様子の義父が皮肉交じりにそう言ってきたので、さすがにカチンときた私。

「事故起こしてからじゃ遅いです」
「周りの迷惑を考えてください!」
とキッパリ言い放ちその場を後にしました。

翌日、すっかり酔いの冷めた義父から「嫌な思いをさせて悪かった」「A子さんの言う通りだ」との謝罪の電話が。

義母や夫も軽く考えていたと反省してくれたようで、ようやくホッとできました。

犯罪は絶対ダメ

最初は嫌われてもいいと思っていたけれど【誰に対しても大事なことは伝える勇気】が誰かの命を守ることにも繋がると気づいた私。

嫁という立場でも、家族を正す最後の砦になれるのだと学んだ出来事でした。

【体験者:20代・女性自営業、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

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