子育てにおけるルールは、家庭ごとに違いますよね。お友だちが遊びに来てくれたときやママ友と話していてびっくりした経験はありませんか? 今回は私の友人A子さんから聞いた、良かれと思ってしたことが裏目に出て冷や汗をかいたエピソードを紹介します。
画像: 我が家で“あるもの”のおいしさを知った息子のお友だち → 後日、親御さんの『まさかの告白』に冷や汗

仲良くなったKくん

A子の長男は小学校1年生です。新興住宅地に住んでいるため近所に子育て世代も多く、長男と同級生のKくん家族も4軒隣に住んでいました。Kくんとは異なる幼稚園に通っていたのですが、小学校から同じ学校に通うことになり、歳も通学班も同じということで仲良しになった2人。Kくんは平日習い事がない日、宿題が終わるとすぐ、A子の家に遊びにくることが多くなりました。

あいにくお菓子がない……

自分のためにいつもはちょっとしたお菓子を持ってくるKくんですが、この日は水筒のみ。A子に「お菓子ない?」と聞いてきましたが、あいにくA子の家のお菓子も切らしていました。そのとき、パントリーにあったカップラーメンをどうしても食べたいと、幼稚園年中のA子の次男が言い出し……。夕食までまだまだ時間があったので、次男のために作ってあげることにしたA子。

満足そうにカップラーメンを食べるKくん

しかし、それを見ていた長男とKくんが「俺も食べたい!」と次々に言い出してしまいました。Kくんにはアレルギーはないとママからも聞いており、おやつもないので少しだけ分けてあげることにしたA子。すると、Kくんは「うめえ~!」を連発。Kくんも満足した様子だったので、A子も「よかった!」と思ったのですが……。

カップラーメンを食べたことがなかった?

後日、Kくんのママから今までカップラーメンを敢えて避けていた、と知らされたのです……! 「添加物も気になるし、体に悪いから」だそう。平謝りしつつ、A子は「うっかりしてしまった!」と思いました。

Kくんのママは怒ってはいないようでしたが、私自身、それぞれの家庭には食に関する考え方があることを改めて痛感しました。食べ物のアレルギーはなくても、家庭によって食べさせて良いもの、食べさせたくないものがあるということを改めて思い知らされたA子。そして、これからは遊びに来てくれたお友だちに食べ物を提供する際は、より一層の配慮が必要だと反省したのでした。

それぞれの家庭のルールを全て把握しておくことは難しいので、事前に軽く好みやアレルギー以外の「家庭のこだわり」を聞いておく、あるいは、持参したおやつを中心に食べてもらうなど、柔軟に対応していくのが良いかもしれませんね。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.