「外見はとても重要」という価値観の母のもとで育ち、「どうせ私なんて」とコンプレックスを持ったまま大人になった私。
そんな私に、ハッとする言葉を送ってくれた人物がいて!?
筆者の友人E子が実際に体験したエピソードをご紹介します。
画像: 「服が可哀想だよね」昔から外見に自信がない私。同僚の『優しくも鋭い一言』に「ハッとさせられた」

外見至上主義の母親

私の母親は「外見はとても重要」という価値観の持ち主で、子供だった私にもシビアで悪気なく外見についてダメ出しするところがありました。

そのため、私は
「外見が良くなければ、母に認めてもらえないんだ」
「認めてもらえない私は、ダメな人間なんだ」
と思うように。

大人になっても、自分に自信が持てない

大人になっても、子供時代の自信のなさを引きずっており

「そのネイルすごくいいね」
とか
「肌が綺麗だね」

と周りに褒められても
「でも、どうせ私なんて」
と卑下し、素直に喜べない性格になっていました。

「なんでそんな風に言うの?」→同僚の言葉にハッとする

しかし、そんな私の価値観を変えてくれた人物が。

ある日、同僚が私の服を見て、
「素敵だね。あなたによく似合ってる」

と褒めてくれた時に、私は笑いながら

「どうせ着ているのは私なので、服が可哀想かも」
と照れ混じりに謙遜しました。すると、

「なんでそんな風に言うの?」
「とても素敵なのに、そんな風に言われたら悲しくなっちゃう」
と同僚に言われて、ハッとしました。

自信のなさから来る私の謙遜は、
「相手がせっかく伝えてくれた言葉を否定している」
ものだと気づいたからです。

理解されたことで、視界が開ける

私は素直に謝り、
「育った環境の影響から、どうしても自信が持てず、そういう言動が癖になっている」
と正直に伝えました。

すると同僚は
「親御さん、悪気はなかったのかもしれないけど、それはすごく辛くて、傷つくよね」
と理解を示してくれました。

自分の気持ちを理解してもらえたことで
「そうか、私はずっと傷ついていたんだ」
と幼い頃の自分の気持ちを認めることができ、視界がパッと開けた気分になりました。

「私は私のままで良い」→自分を認められるように

同僚は私に
「あなたはそのままで十分素敵なんだから、自信を持ってほしいな」
と優しい言葉をかけてくれました。

それから少しずつ、「私は私のままで良い」と自分を認めていくうち、徐々にコンプレックスが薄れていくように。

親からの言葉や価値観は子供の人生に大きな影響を及ぼすもの。

しかしそれを少しずつ克服していくことは可能だと感じた出来事であり、そのきっかけをくれた同僚に感謝しています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.