育休から職場に復帰すると、それまで以上に忙しない日々を送ることになる人も多いのではないでしょうか?
そんなときこそ夫婦で支え合うことが大切なはずなのですが……。
今回は筆者の友人から聞いた、育児や家事に非協力的な夫とのエピソードをご紹介します。
画像: 育児と家事に疲れ果てた私に、夫は無関心──散らかった部屋を見た義父母から『まさかの喝』が!

夫が協力してくれない

これは、私が育休から職場復帰して1ヶ月ほど経ったときの出来事です。

もうすぐ2歳になる息子の保育園への送迎や、夕飯づくりに寝かしつけ対応など、短時間でやらなければならないタスクが一気に増えました。

でも、私がそのすべてを回している一方で、夫のA男は『疲れているから』と仕事から帰ってきたらソファにゴロリと寝転ぶだけ。

元々『共働きになるから夫婦で協力し合おう』と話していたのに、日々の負担は自然と私に集中し、気づけば部屋はカオス状態になっていたのです。

何度もA男に不満を伝えましたが、
「お前は時短勤務のパートだろう?」
「俺の方が残業続きで大変だから」
と取り合ってくれませんでした。

息子のお誕生日パーティー

『もう仕事はやめて専業主婦になろうか』『でもお金が心配だしなあ』という悩みでいっぱいになった私。この状況をどうにかしたいけれど、どうすればいいか分からず、ただ時間だけが過ぎていくことに焦りを感じていました。

そんなもやもやした気持ちを抱えたまま、以前から約束していた義父母との【息子の2歳お誕生日パーティー】当日を迎えてしまったのです。

その日も朝早くから準備していたものの、私1人ではすべて完璧にとはできず、片付けきれないまま迎えた来客。

散らかった部屋を見た義父母は一瞬驚いた顔をして、静かに私にこう尋ねてきました。

「A男は家で何しているのかしら?」

もう義父母と関係が多少悪くなってもいいと思い、正直に『家事はすべて私任せになっている』と伝えると……。

義父母よ、ありがとう

「A男、あんたは何しているの!」
「何でも頼りっぱなしにしているなんて情けない」
「夫婦は協力し合うのが大切なのよ」

そう義父母は、A男に対して大激怒してくれたのです!

嫁である私に100%寄り添って味方になってくれたことに、涙が出そうになりました。

夫婦で協力し合う大切さ

その夜、すっかり叱られ反省した様子のA男に【やっている家事・育児一覧】と【希望する分担】を提示し、協力し合うことを再確認しました。

義父母の言葉は、私たち夫婦にとって、関係を再構築するための重要なきっかけとなりました。そして、その後の具体的な話し合いを通じて、お互いが何を求めているのか、どう協力していくべきなのかを明確にすることができました。

あの日から、家も心も、少しずつ整いはじめています。夫婦で協力し合うことの重要性を再認識し、これからもお互いを尊重しながら、より良い家庭を築いていこうと決意しています。

【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

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