ついつい我が子の将来を案ずるがあまり、口うるさくなってしまって後悔した、という苦い思い出がある人もいるのではないでしょうか?
今回は、筆者の知人から聞いた、反抗期を迎えた娘にハッと気づかされたという、育児の後悔エピソードをご紹介します。
画像: <気づけば鬼ママ>反抗期の中1娘にブチギレる毎日 → 娘が書いた『予想外のメッセージ』に反省

反抗期の娘に注意ばかりの親

「スカート短くない?」
「スマホばっかりで宿題やったの?」
「その態度は何よ!」

中1の娘は最近、毎日スマホばかりで無言・無視・逆ギレの三拍子。

そんな反抗期真っ只中の娘に対して、私は毎日何かしら注意してばかりいました。

今思えば、娘の成長や将来を案ずるがあまり、娘への心配から、私の口調や行動が意図せず厳しくなっていました。すべてが【愛情の裏返し】になっていたのです。

とにかく娘のことが心配で、私なりに見守っているつもりだったのですが……。

娘からの涙の訴え

ある日、ついに娘が泣きながらこう訴えてきたのです。

「ママって、私が何しても何もしなくても文句ばっかり」
「もう無理、耐えられない!」

娘の思わぬ指摘に絶句した私。

確かに、最近の私の口癖は「何でできないの?」「またやっているの!?」と文句ばかりだったと気づかされたのです。

その夜、リビングに置かれていた何かの紙切れに、娘からの手書きのメッセージがありました。

育児の後悔

「いつも怒られるから話したくなくなる」
「でも、ママのこと嫌いになったわけじゃないよ」
「怒らせてばかりでごめんね」

注意ばかりで鬱陶しいはずの存在なのに、それでも母の気持ちを案ずる娘の優しさが垣間見えて、涙が止まらなかったことを今でも覚えています。

それから私は【指摘】の前に【観察】するように。

娘の服装やスマホの使用について、頭ごなしに注意するのではなく、まずは娘の話を聞く姿勢を持つようにしました。すると、娘なりにTPOや友人とのコミュニケーションを考えて行動していることが見えてきて、不思議と注意することもなくなっていきました。

見守る勇気

【怒る】と【叱る】が違うことを念頭に、愛情の伝え方を間違えないように意識するように。具体的には、感情的になりそうになったら一度深呼吸をして、娘の意見を最後まで聞くように努めました。

すると、自然と娘とも話す時間が増えていったのです。

子どもとの信頼関係を築くには、口うるさく関わるのではなく【見守る勇気】が大切だと改めて実感した私。

もう一度育児の向き合い方を考え直そうと思えた出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

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