筆者は俗に言う『田舎』に住んでいます。都会ではなくなりつつある『お隣さん』『町内会』などが当たり前に存在する地域です。近所に住む高齢の女性・Hさんは、一風変わった人で、以前から対応に悩まされてきました。
画像: ご近所さん「晴れてるのに何で外に干さないの(怒)」事情を説明するも → 後日『あらぬ噂』を流され!?

Hさん

近所に住むHさんは、年代はおそらく70代後半くらいで一人暮らしをしている女性です。
我が家の20メートルほど先にあるゴミステーションで顔を合わせるたびに、我が家の洗濯物について文句を言ってくる人でした。

Hさんは毎日もれなく天気予報をチェックしていて、急な雨のときなどに知らせてくれるのはありがたいのですが、事情があって外干ししていない日などは、わざわざインターフォンを鳴らして「晴れてるのに何で洗濯物干さないの?」とチェックしてくるので、少し迷惑だなと思っていました。

理由

我が家は夫も息子も花粉症の症状がひどく、特に今年は2月に入る前から症状が出始めていました。
洗濯物の外干しは避けるように医師からも言われていたため、晴れていても部屋干しで対応するようにしたのです。

するとある日、インターフォンが鳴ったため対応すると、いきなりHさんの声で「何やってるの! 今日は1日中晴れよ!」と言われました。
インターフォンでは失礼かと思い、玄関に出て花粉症の話を説明したのですが、Hさんは「私たちが子どもの頃は花粉症なんてなかったわよ!」と何故か激怒!
Hさんがだんだんヒートアップしてしまったので、「花粉の季節が終わったら外干ししますので。」と言って家の中に入ることにしたのです。

すると次の日、隣に住む人から「Hさんと何かあったの?」と聞かれたため、事情を説明しました。

隣の人曰く「HさんがKさん(私)のことを失礼な人だって言い回ってたわよ! Hさんは昔から気難しいところがあって、みんな話を聞かなくなっちゃったの。Kさんはいろいろ話してくれるから仲良くなれたと思ってたんじゃない? でも、あまり関わらない方が良いわよ!」と言われたのです。

無視

その後、ゴミステーションなどで顔を合わせると、挨拶をしても子どものように「フンッ!」と言って横を向いて無視をするようになったHさん。

何だか気分は良くありませんが、怒られたり、いきなりインターフォンを鳴らされたり、洗濯物を細かくチェックされたりすることがなくなったので、少しホッとしているのも事実です。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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