筆者の友人・K代は息子が小学生の時に離婚。両親もすでに他界していたため、シングルマザーとして子育て・仕事・家事をワンオペで頑張っていました。息子が中学生になり部活を始めると、とんでもないママ友に出会ってしまったそうです。
画像: シングルと明かした私に「だから何? 不幸の特売セール?(笑)」ママ友の言葉に絶望 → 意外な助け船が!

息子の部活

私はシングルで中学生の息子を育てています。

息子が進学した中学校は、部活動への参加が絶対条件。
息子はテニス部に入部したのですが、大会や練習試合が多く、送迎は保護者が行うことになっていたので、私は少し負担に感じていました。

突然の言葉

ある日、子どもたちを練習試合の会場へ送って行ったあと、迎えの時間まで保護者でお茶をしようという話になりました。
私は自己紹介のとき、自分がシングルであることを伝え「ご迷惑をおかけするかもしれませんがよろしくお願いします」と言いました。

すると、急に1つ上の学年の保護者・Tさんが「だから何? 不幸の特売セールでもしているの?」と言い放ったのです。

さらに「離婚したのは自分でしょ? 大変です! 頑張ってます! みたいな顔しない方が良いわよ」とTさん。
せっかく盛り上がっていた場が、一瞬にして気まずい雰囲気になってしまいました。

意外な助け舟

すると、3年生の中心的な存在の保護者・Yさんが「私もシングルなんだけど?」と一言。
Yさんは「別にK代さん(私)は不幸の特売セールをしてるわけじゃないでしょ? お互いに助け合えるところは助け合いましょうっていう話じゃないの?」と追い打ちをかけました。

Yさんの反撃にぐうの音も出なかったTさん。
後で聞いた話ですが、Tさんは普段から自分勝手な言動で輪を乱すことが多かったとか。
他の保護者たちは以前からTさんのことを良く思っていなかったため、いい機会だったと言っているそうです。

その後

結局、TさんはYさんとうまくいかなくなり、他の保護者たちからも距離を置かれてしまいました。

同じ言葉やニュアンスでも、受け取り方って本当に人それぞれです。
違う価値観を頭から否定するのではなく、お互いに少しでも歩み寄る気持ちがあれば、トラブルを回避することができるんだろうなと思わされた出来事でした。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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