筆者の話です。
7月のボーナス時期になると、義両親から高額家電の買い替え要請が届きます。
夫は快諾するけれど、私の中では少しモヤモヤが募るのです。
画像: ボーナスのたびに【高額家電をねだる義両親】その時、夫は──周りの『金銭感覚の違い』にモヤモヤ

毎年恒例の連絡

夫は転勤族なので、義両親とは別居生活を送っています。
現在は転勤先の社宅で、夫婦ふたりで暮らしています。
義実家へ帰省するのは、年末年始やお盆など長期休みの時くらいです。

しかし、7月のボーナス時期が近づくと、決まって義両親から電話がかかってきます。
まるで支給日をご存じかのように、タイミング良く連絡が入るのです。

狙いすましたような買い替え要望

「テレビがつかなくなった」「冷蔵庫がガタついている」「エアコンから変な音がする」
毎年のように登場する不調の報告。
それも、なぜか高額な家電ばかりなのです。

別々に暮らしているのだから、自分たちで買い替えればいいのに──そう思うものの、義両親からの連絡に夫は迷いなく応じます。

「わかったよ~。いくらくらいか見に行ってみて」
まるで軽い相談ごとのように、夫は快く引き受けてしまいます。

もちろん、義実家を大切に思う気持ちは理解しています。
けれど、家電は年数が経てば壊れるもの。
私たちも将来の買い替えに備えて少しずつ積み立てているのです。

グレードアップ要求にモヤモヤ

しかも、義両親は買い替えるとなると、前回よりもグレードアップした商品を選びます。
「新しい機能がついていて便利そう!」
と、嬉しそうに選ぶ義両親の声。
そりゃ、誰だって新しくて便利な機能が付いた商品の方がいいに決まっています。

でも、予算のことを考えたり、少し遠慮したりという気持ちはないのだろうか。
もし自分たちで支払う立場なら、もっと慎重に選ぶのでは──そんな思いがよぎります。

誰か気づいてほしいこの違和感

もちろん、エアコンや冷蔵庫のように命に関わるような家電は必要です。
私もそこに文句を言いたいわけではありません。
ただ、私たち夫婦にも日々の生活費や貯蓄、今後の出費が控えています。

いずれは息子である夫の家の家電も壊れる日が来るのです。
それなのに「高いものは息子夫婦が買って当然」というような空気感……この金銭感覚の違いは、私たち夫婦が今後も向き合っていくべき課題だと感じています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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