これは筆者の友人D子さんから聞いたエピソードです。何かと張り合ってくるママ友に、D子さんは密かにストレスを感じていました。関係を壊さずに距離を取るにはどうしたらいいのか悩んでいたある日、自然とその場を整える“ある一言”を口にした結果、状況が落ち着いたというお話です。
画像: 「うちの子はもっとすごいの!」比較してくるママ友にイラッ → 口撃を止めた『ある一言』とは

なぜか何でも競おうとするママ友

D子さんは子どもの幼稚園で知り合ったママ友・Aさんと、何度か話すうちに自然と仲良くなっていきました。
しかし、徐々に違和感が生まれました。
D子さんが「うちは今度〇〇公園に行くんだ」と言えば、「うちはもっと遠出して××公園に行くよ!」と比較して話を上書きしてくるのです。
子どもの成長の話も買った服の話も、必ず比較してくるAさんにD子さんは内心モヤモヤ。

「あれ、疲れるな」と気づいた瞬間

最初は気にしないようにしていましたが、ある日のランチ会で限界が来ました。
D子さんが「最近息子が文字に興味を持ち始めて……」と話すと、Aさんは「うちはもうひらがな全部読めるよ! あと英語も少しできるし」と笑顔で返してきました。
周囲も「へぇ〜」と反応するだけで、会話が途切れ、皆が視線を逸らすのを感じたD子さん。
「このままじゃ、私も話すのが嫌になっちゃう」と思ったそうです。

あえて“肯定”することで取れた距離

その日、D子さんはニコッと笑ってこう言いました。
「すごいね! Aさんはいつも情報通だし、参考にさせてもらってるよ」
その場では特に変わった様子はなかったAさんですが、それ以降、張り合ってくるような発言は少しずつ減っていきました。
「“張り合わないといけない”って思わせてたのかも」とD子さんは反省しつつ、適度な距離感を保てるようになったと話していました。

距離のとり方は“優しさ”でもできる

無理に反論したり、関係を断つ必要はない。相手を肯定する優しさが、心地よい関係を築くための有効手段になり得ることを、D子さんは学んだそうです。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。

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