50代女性「私、ただ年老いていくだけ？」子育てを終え、老いに直面し焦り →『同級生の言葉』にハッ

静けさの中でふと気づいたこと

50代になり、子どもたちはそれぞれ独立しました。にぎやかだったわが家は、今ではすっかり静けさに包まれています。

ある朝、ふと鏡に映った自分の顔を見て、思わず目が止まりました。
頬に浮かぶしみ、目元のしわ、増えた白髪。以前は見ないようにしていた変化に、はっきりと目が向いたのです。
「これから私は、ただ年老いていくだけなのだろうか」そんな思いが心に広がり、胸の奥がぎゅっと締めつけられるようでした。

疲れの奥にある、言葉にならない気持ち

清掃のパートを続けてはいますが、帰宅後の家事も含めて、体は思うように動いてくれません。
夕方にはもうくたくたで、気づけば何もせずに夜を迎える日もあります。
「もっと動けたはずなのに」そんなふうに自分を責めてしまうこともありました。

自由な時間はあるはずなのに、その時間さえ疲労の中で流れていくと、自分の存在が少しずつ薄れていくような気がしてしまうのです。