＜里帰りしてこないで＞孫が棚を勝手に開けてイタズラ！ 私が注意すると、嫁が鬼の形相でやってきて！？

注意を一切聞かない孫と、注意するそぶりもない嫁に違和感

私は60代の年金受給者で、夫に先立たれ、現在は田舎で一人暮らしをしています。これは数年前、都会に住む息子が、嫁と孫（男の子）を連れて里帰りをしてきた時の話です。

息子の住む都市と我が家はかなり離れていることもあり、息子たちが遊びにくるのは年に1回程度。孫に会えるのは嬉しいのですが、やんちゃな孫はイタズラや粗相を繰り返し、注意しても一切聞かないため、正直手を焼いていました。また嫁が、息子の行動に対して注意するそぶりも見せないことも気になっていました。

ある年の大型連休、息子たちが里帰りしてきた時のこと。少し目を離した隙に、孫が勝手に棚を開けて、私の趣味である羊毛フェルトの道具をメチャクチャに荒らしていたのです。

さすがに頭にきて「どうしてそんなことをするの！ やめなさい！」といつもより強めに注意した私。すると鬼の形相をした嫁が走ってきました。「さすがに孫に注意してくれるかな」と思っていると、嫁がとんでもないことを言い出したのです。

注意しないことを咎めると「もう孫に会わせませんよ？」と強気な嫁

なんと嫁は私に「うちの子を怒らないでください！ うちは怒らずに子育てする方針なんです！」と言ってきたのです。

納得がいかない私は「子供が他人に迷惑をかけた時には、注意して謝らせるのが筋じゃないの？」と諭しましたが、嫁は「うちの教育方針に口出しするなら、もう孫に会わせませんよ？」と強気です。

さらに理解できなかったのは、そばで私と嫁のやり取りを聞いている息子が、何も言わないこと。次の日、息子夫婦たちが帰って行ったあと、いつも以上にどっと疲れがきました。

「もう、しばらく息子一家には会わなくてもいいかも」と思うようになった私は、息子に連絡して「しばらく距離を置きたいので、里帰りは控えて」と伝えました。

あれから数年経った今でも、嫁から「子供に自然を体験させるために里帰りしたい」と度々連絡が来ますが、全て断っています。息子一家には次にいつ会うかわかりませんが、元気でいてくれればそれでいいと思っています。

【体験者：60代・女性無職（年金受給者）、回答時期：2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。