友人Aの話です。
大好きな推しのコンサートで、思わぬ“モヤモヤ”に直面したA。
みんなで楽しむ空間だからこそ、少しの配慮が必要だと実感した体験でした。
画像: コンサートでまさかの悲劇! 隣の観客の熱唱で「推しの声が聞こえない(涙)」私が取った行動は!?

推しのソロは静かに聴きたい

友人Aの話です。大好きな推しのコンサートに行ったときの出来事でした。
アーティストによっては「一緒に歌って」と盛り上げるタイプの方もいますが、いつでも歌っていいわけではないはず。

特にバラードやソロでは、静かに耳を傾けたい人が多いと思います。
むしろ、推しの声をじっくり聴きたいからこそ、会場に足を運ぶファンも多いのではないでしょうか。

聞こえてこない推しの声

その日、Aの隣にいた女性は、コンサート序盤から大声で歌っていました。
コンサートの前半は盛り上がる系の曲が続いていたため、Aも「会場の熱気に包まれているから仕方ないかな」と受け入れていました。
けれど、終盤にさしかかり、ついにAが心待ちにしていた推しのソロバラード曲に。

ところが、その大切な場面でも隣の女性は声を張り上げて歌い続け、Aには推しの声がまったく届きません。
音響のよいホールであっても、隣で歌われ続けると、それだけで台無しになってしまうのです。

心からの願い、そして伝わった思い

ずっと楽しみにしていた特別な一曲。
このままでは後悔が残ると思ったAは、思いきって声をかけました。

「すみません、推しの声が聞こえないので、静かにしてもらっていいですか?」
すると女性は「すみません」と謝り、それ以降歌うのをやめてくれたそうです。
途中からではありますが、Aはようやく推しの歌声に浸ることができました。

「誰もが快適に楽しめる空間のために」

コンサートに行くには、事前に抽選があることも多いので、毎回必ず当たるとは限りません。
お互いに楽しみにしている場所だからこそ、少しの思いやりが大切だと思います。
「言うか迷ったけど、あれはさすがに限界だった」と語っていたA。
楽しみ方は人それぞれですが、周りへの配慮が見えづらい行動は、他のファンの楽しみを損ねてしまう可能性があると改めて感じたそうです。

Aの話を聞いて、私自身もハッとしました。
夢中になるほど好きなものがあるからこそ、無意識に周囲が見えなくなることもあるのかもしれません。
誰かの大切な時間を台無しにしないよう、私も気をつけようと思った出来事です。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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