各家庭には、その家庭独自のルールが存在することもありますよね。
逆に、自分では当たり前だと思っていたことも、よその家庭では驚かれたり……。
今回は筆者が体験した、自分の実家とは異なるルールを持つ、義実家でのお話です。
画像: 義実家での初めての食事で「それはダメーーッ!!」姑に大声で叱られた私が受けた『義実家の洗礼』

夫の実家でご馳走になる

私たちがまだ結婚する前、夫の実家に顔を出した時のことです。

私の夫は大のおばあちゃん子ですが、そのおばあちゃんに会うため、夫はしょっちゅう実家に行っていました。その夫に付き合って、私もよく義実家にお邪魔していたのです。

いつもはおばあちゃんにお茶を頂くだけでしたが、その日は姑が「ごはんを食べていってね」と言うので、ありがたくご馳走になることにしました。

初めての義実家での食事

義実家で食事をするのはその日が初めてでしたが、義実家では大皿におかずを盛り、そこから自分の箸でおかずを取って食べるスタイルでした。

一方、私の実家では大皿におかずを盛る点は一緒ですが、それぞれにとりわけ用の箸やスプーンがついています。

「それぞれの家庭のやり方があるし、夫の家ではこういうやり方なんだな」と、特に気にせず義実家のやり方で食べ進めていました。

あるものに箸を伸ばした瞬間……!

夫の実家がある所は、漬物が地域の名産品です。

家庭でも漬物作りが盛んで、義実家も漬物に対する愛着は高い方だと思います。

その日も食卓には漬物が準備されていたので、その土地に住み始めて以来、すっかり漬物が大好きになっていた私は、他のおかずにしたのと同様に自分の箸で取り分けようと手を伸ばしました。

すると突然「それはだめー!!」と姑の大声が響き渡りました。

びっくりした私が思わず手を引っ込めると、姑がこちらを見て、

「漬物はね、唾液がついちゃうと味が変わるのよ。他のおかずは自分の箸で取っていいけど、漬物だけは横に置いてある箸で取ってね」と言いました。

家庭ごとにルールが異なると実感

義実家のルールに従って食事をしていたつもりでしたが、さらなるルールがあったようです。

漬物に関しては、漬物に愛着が強い義実家ならではかもしれませんが、家庭ごとに独自のルールがあることを実感。

ただ、こういった家庭ごとのルールや習慣はどちらがいい・悪いなどはないと思います。

「郷に入っては郷に従え」ということわざ通り、義実家で食事をいただく際は、今も私は義実家のルールに従っています。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Junko.A
5歳、3歳、1歳の3人の子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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