今回は、筆者の友人から聞いた話をご紹介します。友人は会社で知り合った男性と不倫関係になり、略奪するかたちで結婚しました。大好きな彼と一緒になれる幸せでいっぱいでしたが、母からは反対されてしまいます。自分の気持ちを押し通して結婚した友人ですが、その後待ち受けていた現実は……。
画像: 「略奪愛」で結婚、母の反対を押し切った私 → 離婚後に知った『母の苦悩』を聞き「後悔しかない」

上司と不倫関係に

私は30代の会社員です。現在は独身ですが、20代の頃に一度結婚したことがありました。
元夫は会社の上司で、一緒に仕事をしていくうちに惹かれあい交際を開始しました。しかし、元夫は結婚していて不倫関係でした。交際した頃から、奥さんとは上手くいっていない、離婚するから待っていてと言われ続け、交際5年を迎えた頃に離婚。略奪愛のかたちになった私は会社に居づらくなり退社しましたが、元夫がようやく自分のところに来てくれたという喜びでいっぱいでした。

略奪愛を両親に報告

両親には結婚したい人がいることは伝えていましたが、相手がバツイチで私が略奪したということは話せていませんでした。しかし、両親に嘘をつき続けるのは嫌だと思い、打ち明けることにしました。すると、結婚に反対すると思っていた父は喜んでくれ、結婚を喜んでくれると思っていた母には結婚を大反対されてしまいました。母は、どんなにいい人だろうと不倫するような男性はダメだと言って聞いてくれませんでした。結局、母とは喧嘩のような状態になり反対を押し切って結婚しましたが、何度も浮気されて3年後に離婚しました。

明かされた両親の過去

母に離婚という結果になったことを謝罪したとき、なぜか母からも謝罪されました。母は「あのとき私が説得できていればこんなことにならなかったかもしれない」と後悔しているようでした。話を聞くと、実は父はこれまで何度も浮気をしていて、母は私が小さい頃から苦労してきたというのです。私には気付かれないように仲の良い夫婦を演じていたのだと。私はそんなことは全く気付かず、仲の良い両親だと思っていました。

母の反対を押し切ったことを後悔

母は、奥さんを捨てて乗り換えるような男は、きっとこれからも同じことを繰り返すからやめてと言いたかったが、父の手前言えなかったと聞かされました。あのとき母ときちんと話をして、忠告を聞いておけばよかったと後悔しています。

【体験者:30代・会社員女性、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kato Rira
シナリオライターとして活躍するも、出産と育児を機に、フリーライターに転身。バリキャリから、家庭と仕事の両立への転換を経験し、その思いをコラムに執筆。現在はママ、PTA、職場と家庭のバランスなどを主なテーマにコラムを執筆中。

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