長く愛用した棚を、粗大ごみに出したA子さん。
ところが、近所に住むB子さんが「もらってあげるわ♪ 」とその棚を持ち帰ってしまい、唖然。
後日、B子さんが放った<まさかの一言>に、思わず怒り心頭してしまったそうです――。
画像: 人の粗大ごみを「まだ使えるじゃない、もらってあげる♪ 」持ち去る隣人 → さらに『耳を疑う発言』が!

お気に入りの棚が、寿命に

10年以上使っていたお気に入りの棚を、ついに手放すことにしました。
お気に入りの家具でしたが、いよいよガタつきが気になり、「そろそろ寿命かな」と感じたのです。

マンションの粗大ごみ回収日。
決められた収集場所まで棚を運び、少し名残惜しい気持ちでいると、同じマンションに住むB子さんとばったり出くわしました。

「私がもらってあげる♪ 」

私が捨てた棚を見ると、「あら! この棚捨てるの? まだ使えそうじゃない」とB子さん。
「えぇ、気に入っていたのですが、もうガタがきちゃって」

彼女はしげしげと棚を見やると、「なら、私がもらってあげるわ♪」と満面の笑みを浮かべました。

「えっ?」
自分が捨てたばかりのものを持ち帰ろうとする彼女に、少し薄気味悪さを覚えます。

そんな私をよそに、B子さんは、よいしょっと棚を抱え、自宅へと帰っていってしまいました。

あっけにとられてその場に立ち尽くしていると、これまた同じマンションのC美さんがやってきました。
「見たわよ。あの人ね、近所の粗大ごみをよく持って帰ってるの。回収日が近づくと、ごみ置き場の周りをウロウロしてるのよ」

驚いて言葉を失っていると、C美さんはさらに続けます。
「うちの隣の人も、捨てたトースターを勝手に持って帰られて怒ってたわ。ちょっとズレてるのよね」

なるほど、常習犯だったのか――。

勝手な言い草に、プツン!

後日、マンションの集会に顔を出すと、B子さんの姿が見えました。

目が合った瞬間、ズカズカと私のほうへやってきたかと思うと、こう言うではありませんか。
「もう! あの棚、やっぱりグラグラで倒れちゃって、結局捨てたのよ。処分にもお金かかったし、本当に迷惑だったわ〜」

その瞬間、私の中で何かがぷつんと切れました。
「人の捨てた棚を勝手に持ち帰っておいて、迷惑って――」

有名な「収集癖」

すると、近くにいた住民たちがざわつき始めました。
どうやら私たちの話が聞こえていたのでしょう。

「え、あの人、ごみを勝手に持っていったの?」
「またやったの? しかも文句言っているわよ 」
「ウチもやられたことあるのよ――」

C美さんの言う通り、B子さんの「収集癖」は、マンション内では有名だったようです。

その後

一挙に冷ややかな視線を浴び、さすがにバツの悪そうな顔をするB子さん。
「あ、ちょっと用事があったのを思い出したわ」と言いながら、その場を足早に去ってしまいました。

その日以降、B子さんが人のゴミを持ち帰ることはなくなったそうです。

【体験者:40代女性・専業主婦、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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