誰かの悩みに耳を傾け、そっと寄り添ったつもりでした。それなのに、まさかあんな言葉をぶつけられるなんて。これは、筆者の友人・洋子さん(仮名)が職場で経験した、信じがたい“相談”の結末。
画像: 「あんたのせいで離婚した!」まさか“人生を壊した人”にされるなんて。同期の『相談』の行き着いた先

ランチタイムの相談

洋子さんの職場には、自然と集まった4人の女性グループがありました。年上の先輩ふたりと、同期のC子さん。そして洋子さん。気取らない関係で、ランチの時間はちょっとした息抜きだったそうです。

その日も、他愛ない話をしながら笑っていたのに、ふとC子さんが真顔になりました。「ねぇ、ちょっとだけ、聞いてほしいことがあって……」
そのひと言に、なんとなく空気が変わり、皆が自然と耳を傾けました。

「最近、家の空気が重くてさ。夫と話すのも疲れちゃってね」
C子さんの声は小さく、でもその言葉には確かな重さがありました。誰もがそれを感じ取り、黙って頷いていたといいます。

洋子さんは、同期としてC子さんと一番近い存在でした。

そのひと言が“地雷”だった

その日以来、C子さんはランチのたびに、夫婦の悩みを打ち明けるようになりました。
「また喧嘩しちゃってさ」「もう限界かも」
仲良し4人組は、箸を動かす手を止めながら、耳を傾けていました。

ある日、いつもより表情が曇っていたC子さんに、洋子さんはそっと声をかけました。
「自分の気持ちに正直に生きないと、しんどいよね」

ただ励ましたかったのです。なぐさめでも、正論でもない。近くで見ていたからこそ出た、自然な言葉でした。

洋子さんの声かけに、C子さんは「そうだよね、自分の気持ちって大事だよね」
少しうつむきながらも、うなずいていた姿が印象的だったといいます。

洋子さんも、あのときは確かに気持ちは通じていると思っていました。

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