手塩にかけて育てた玄関先の紫陽花が、今年も満開。
しかし紫陽花に異変が。その原因は、意外な人物の意外な行動で!?
筆者の友人F子が実際に体験した紫陽花にまつわるご近所エピソードをご紹介します。
画像: 庭の紫陽花を【勝手に切り取ったご近所さん】「だって、咲かせてるってことは──」"衝撃の言い分"が!

玄関先の紫陽花が満開

毎年この時期、我が家の玄関先には紫陽花がたくさん咲きます。

たくさん育つように、剪定をしたり水やりをしたり手塩にかけて育てた紫陽花は、満開時にはピンクと青の花を中心にところどころグラデーションになり、道行く人が「綺麗ね」と褒めてくれることも。

ある日、紫陽花が!?

ところがある朝、水やりに行くと紫陽花の一角がざっくり消えていて
「え?」
とびっくり。

翌日も、昨日咲いたばかりだった大きな紫陽花の花が2本、ごっそり消えているのを発見。
「え!? 何で無くなっているの?」
と困惑しました。

剪定バサミを片手に立っていたマダムR子さん

その翌朝、剪定バサミを片手に我が家の塀の前に立つ、ご近所のマダムR子さんを発見。

目が合うと、悪びれる様子もなく
「ちょうどよかった! ねえ、この咲きかけの3本、もらっていくわね!」
と。

「もしかして、今までも切って持ち帰ってますか?」
と聞くと
「そうよ、紫陽花って、満開の少し前が一番いいのよ」
「この時期、お見舞いやお土産にぴったりでしょ? うち、知り合い多いから、けっこう配るの」
とご機嫌な返答が。

やんわり注意すると、驚愕の返答が

「いやあの、うちで育てている紫陽花なんです」
とやんわり言っても伝わらず
「みんなに喜ばれるのよ? そっちの方があなたも嬉しいでしょう?」
とR子さん。

「それに、こうやってみんなの目に触れる場所に咲かせてるってことは、『ご自由にどうぞ』ってメッセージでしょ? 違う?」
と驚愕の主張。

私はあくまで冷静に、
「家の花を勝手に切って持っていくのは控えてほしい」
と丁寧にお願いし、最終的にはR子さんも渋々納得。

咲くのを楽しみに丁寧にお世話をして、やっと咲いた花は、私にとって大袈裟に言えば「我が子同然」。

勝手に切って持ち返るのはやはり非常識では?
と思いましたが、
「目につくところで咲いた花はみんなの共有財産」
と考える人もいるのだ、と価値観の違いを感じた出来事でした。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

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