筆者の体験談です。
10年来推しているグループのコンサートへ出掛けたのですが、あるトラブルのせいで楽しみが台無しに……。
画像: 「せっかくのコンサートなのに、、、」 後ろの席からの『ペンライト攻撃』で、推しに集中できずガッカリ

推しの晴れ舞台なのに

応援しているアイドルグループのコンサートに行った時のことです。
隣の友人とぶつからないよう気をつけて、スタンド席の少し後ろ寄りに立っていました。

しかし、開演して会場が盛り上がる中、突然、後ろから頭に “ポカポカ” と何かが当たる感覚が。
驚いて振り返ると、後ろの方がペンライトを激しく振っており、それが私の頭に当たっていました。
一度は「すみません」と謝ってもらえましたが、その後も何度も当たり続けるのです。

夢の世界に入りたいのに

時間が経つほど会場の熱気も高まり、後ろの人の動きも激しくなっていきます。
振りかぶったペンライトが、絶妙なタイミングで私の頭にヒット。
その度に、夢中で見ていたステージから現実に引き戻されるような感覚に襲われました。

立ち位置を少し変えたり、姿勢を低くしたりもしましたが、そうすると推しが見えません。
だからといってあまり動くと、今度は隣にいる友人の視界を遮ってしまうことに……。

「せっかくのコンサートなのに、なんでこんなに気を遣わなきゃいけないの?」
胸の中にモヤモヤが募っていきました。

楽しみたかっただけ

感動のシーンも “次はいつ当たるか” とビクビクしてしまい、集中できません。

目の前で推しが最高のパフォーマンスをしてくれているのに、自分の気が散ってしまうのが悔しくてたまりませんでした。

もちろん私自身も、他人に迷惑をかけないように注意しながら、腕を振ったりリズムに乗ったりはしていました。
推しを目の前にすると夢中になってしまう気持ちもわかります。
でも周りの人にも配慮してほしい──その思いが拭えませんでした。

思いやりを忘れずに

ライブは、会場が一体となって盛り上がれる特別な時間です。
しかしその空間を本当に心地よいものにするには、お互いを思いやる気持ちが欠かせないのだと痛感しました。
次にライブに参加するときは、私も周囲への配慮を忘れずにいたい。
そんなことを思いながら、会場を後にした一日でした。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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