最近の子どもは礼儀を知らなかったり、感謝の気持ちを持てない子も増えてきているように思います。この親にしてこの子ありとはよく言いますが、筆者が目撃した出来事を紹介したいと思います。
画像: 「いつまで待たせんの?」何もせず文句ばかりの【上司の息子】→ さらにドン引きした『母親の行動』

会社主催のバーベキュー大会にて

夫の会社で年に一度開催されるバーベキュー大会でのことです。家族も参加できるとあって、うちの子どもも毎年楽しみにしているイベントでした。

お昼の開催に向けて朝からみんなで準備をしている中、小学3年生の上司の息子さんが「お腹すいた」「まだかよ!」と文句ばかり言ってくるのです。

他の社員の子どもは、椅子を運んで並べたり、お皿やお箸を配ったりとできることを手伝ったり、大きい子は小さい子の遊び相手をしてあげたりしているのに、その子はゲームをしながら何もせずに偉そうにしているのです。

文句ばかり言う上司の息子

「もうちょっと待ってね」「もうすぐ準備できるから」と最初は機嫌を取りながら相手をしていた大人も、その口の悪さと悪態にさすがにカチンときていました。

ですが、上司の息子とあって誰も直接注意することもできず、みんなモヤモヤしていました。

高い所から大声で「なー! いつまで待たせんの?」と言ってきたときには、さすがに堪忍袋の緒が切れ、一緒に手伝ったらどうかな? と声をかけようとしたのです。

そのとき、その子の母親が駆け寄って来たので、「良かった……やっと注意してくれる」と誰もがホッとしました。

この親にしてこの子あり!?

ですが、次の母親の言動に私を含めその場にいた人みんなが耳を疑い、啞然としました。

母親は息子の態度を謝るわけでもなく、「お腹すいたよね。かわいそうに」と言って、近くにあったコンビニに走って唐揚げとポテトを買って戻って来たのです。

息子の悪態を注意するどころか、機嫌を取ってヘラヘラしている母親の姿を見て、これでは息子がこんな風に育っても仕方ないなと思ってしまいました。

目上の人に対する礼儀だったり、感謝する気持ちはとても大切です。やはり大人が見本となって子どもに伝えていかないといけないと感じた出来事でした。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2018年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。

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