子どもを持つ親なら、誰もが1度は経験するであろう親子ゲンカ。時には激しい口論になってしまうこともありますよね。今回は、子育て中の友人が「子どもとの向き合い方」を見つめ直すきっかけになったエピソードをご紹介します。
画像: 「どうして門限破るの!!」中2息子とのバトルにイライラが限界!→ 終止符を打った『言葉』とは

守られない約束

中学2年生の息子が、突然門限を守らなくなったのは今年の初め頃のことでした。

最初は10分程度の遅れが、やがて1時間、2時間とエスカレート。
「友達も門限なんて気にしてない」「早く帰るとかダサいし」と言い放つ息子に、何を言っても響きません。

スマホを取り上げてみたり、強く叱ってみたりもしましたが、効果はいまひとつ。

どう伝えれば、この子に届くんだろう……。
そんな思いが、毎日私の頭をぐるぐると駆け巡っていました。

届かない声

今思えば、あの頃の私は「門限を守らせること」ばかりに気を取られていました。

「ちゃんとしなさい!」
「ルールは守らなきゃダメでしょ!」
と、正論を繰り返すだけで、肝心の息子の気持ちには耳を傾けていなかったのです。

ある日、「何時だと思ってるの!」と声を荒げる私に、息子は目をそらしたまま「べつに」とつぶやき、リビングを素通りしました。

その背中を見ながら、私はようやく気づき始めました。
信じている“つもり”になっていただけで、実は心配から息子をコントロールしようとしていたんだと。

「まだ目を離せない」という私の思いが、息子に「信用されていない」と伝わっていたのかもしれません。

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